口内炎予防に効果的な生活習慣や対策とは?
口内炎予防に効果的な生活習慣
1.さまざまな栄養をバランスよく摂る
口内炎予防のためには、さまざまな栄養をバランスよく食事で摂ることをおすすめします。口内炎の主な原因の一つに、「ビタミン不足」が挙げられます。ビタミンが不足することで、口内の粘膜の抵抗力が弱くなり、細菌による影響を受けやすくなってしまうのです。その結果、口腔内を噛んで傷がついた部分から、細菌が入り込んで炎症を起こし、口内炎を発症します。
そのため、ビタミンの摂取を意識した食生活を心がけることで、予防につながります。なかでも、ビタミンB2 やB6 などの「ビタミンB群」を積極的にとり入れるようにしてください。これらのビタミンは、豚レバーや牛レバーなどから効果的に摂取することができますよ。
2.十分な睡眠をとる
睡眠不足は体の抵抗力を弱めます。抵抗力が弱まると、細菌による影響を受けやすくなり、口腔内の粘膜が炎症を起こしやすくなります。
疲れたと感じたときには、早寝早起きを心がけましょう。しっかりと休養をとることで、体力が回復し、体の抵抗力もアップするので口内炎にもなりづらくなります。
3.ストレスを解消する
ストレスは万病のもと。ストレスを感じると自律神経の働きが乱れて免疫力が低下し、口内炎が起こりやすくなります。
しかし、ストレスをまったく感じない環境をつくることは難しいので、上手に発散するしかありません。適度に運動する時間や趣味に没頭する時間をつくったりして、ストレスをうまく解消できるようにしましょう。ちなみに、睡眠をとるだけでもストレスを大幅に解消することができると言われています。
4.腸の状態を整える
体内に存在する免疫細胞のうち、約60%は腸に存在しているとされています。つまり、腸の状態が悪くなると、自ずと免疫細胞の働きも悪くなってしまうというわけです。食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸が弱っていたり、便秘で腸内環境が悪化したりすることで免疫力は低下します。
腸の働きをよくするためには、乳酸菌の力を借りるのが得策です。乳酸菌には腸に存在する悪玉菌の数を減らし、善玉菌を増やす働きがあり、腸内環境を整えてくれます。乳酸菌はヨーグルトに含まれており、積極的に摂取しましょう。そのほか、手軽に摂取するには乳酸菌を含有したサプリメントもおすすめです。
5.口腔内の乾燥を防いで清潔にする
水分をこまめに摂る習慣がない人は、口内炎を発症しやすい傾向にあります。口腔内が乾燥すると殺菌力が低下するからです。体に水分が蓄えられていないと、唾液の分泌量が減少します。唾液には殺菌作用があるため、唾液が減少することで口内を殺菌力も低下します。こまめに水分を摂る習慣を身につければ、口内炎になるリスクを減らせますよ。
その他の口内炎予防対策
1.口腔内に傷をつけない
生活習慣の改善を図る以外に重要なのは、口腔内に傷をつけないことです。噛み傷から細菌が侵入し、炎症を起こすことで口内炎が発生するため、きっかけとなる噛み傷をつくらないことが一番でしょう。
2.歯のメンテナンスを欠かさない
口内炎を引き起こす原因はさまざまです。細菌の影響で発症する以外にも、歪んだ矯正器具やクラウンなどが口腔内の粘膜と接触する物理的刺激によって発症することもあります。
そのため、生活習慣を改善したのに「まだ口内炎がある」という場合は、歯のメンテナンスが原因の可能性があるので、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが大切です。
3.歯磨きやうがいを定期的に行う
定期的な歯磨きやうがいは、口内炎予防の基本だと言えるでしょう。口腔内を常に清潔に保つことは、細菌を増やさないための一番の近道です。しっかりと歯磨きを行い、殺菌効果のある洗口剤を使ってうがいをすることで定期的に口腔内をクリーニングしましょう。
一度、生活習慣を見直してみてください
みなさんの生活習慣は口内炎ができやすいものになっていませんか?免疫力が低下するような生活習慣を送っていると、口内炎が多発してしまう可能性があります。体調管理のためにもなるべく免疫力をアップさせることを意識した生活習慣を心がけましょう。