口内炎ができたときにおすすめの食べ物と、避けたほうがよいもの
口内炎ができているときにおすすめの食べ物
「ビタミンB2」が豊富なのはレバー・卵
口内炎ができたときは、ビタミンB2を摂りましょう。ビタミンB2はレバーや卵などに豊富に含まれている栄養素です。ビタミンB2が粘膜に直接的に働きかけ、不規則な生活やストレスなどで弱った口の粘膜の新陳代謝をうながして回復力を高めます。実際、口内炎ができているときに医師が処方する内服薬もビタミンB2であることが多いです。
ブロッコリー・パセリで「ビタミンC」を
ヘルペス性口内炎などは、身体の抵抗力が一時的に低下することによって発症してしまうことがあります。そういった場合は、ブロッコリーやパセリなどのビタミンCを多く含む食べ物で抵抗力を上げることが重要です。身体の抵抗力を高めればウイルスと戦う力がアップし、口内炎が再発しにくくなります。
「ビタミンA」を補うならほうれん草・にんじんを
ほうれん草やにんじんなどに含まれているビタミンAは、口内炎の原因となる細菌から身体を守ってくれる働きがあります。また、ビタミンCと同様に身体の抵抗力を高める効果もあるので、苦手でも極力残さずに食べるようにしましょう。ビタミンAは、かぼちゃやモロヘイヤなどにも多く含まれています。
バナナ・アボカドで不足した「ビタミンB6」を摂取
ビタミンB6は粘膜の細胞の成長を促進させ、皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれる成分です。ビタミンB6 が不足すると十分な新陳代謝ができなくなり、粘膜の補修を行えなくなるため、口内炎が再発してしまう可能性があります。ビタミンB6は、アボカドやバナナなどに多く含まれています。なるべく多く摂取するようにしましょう。
炭酸飲料・アルコール
口内炎ができているときに、炭酸飲料やアルコールなどの刺激の強い飲料を摂るのはNGです。症状を悪化させてしまう原因になる可能性があるので、口内炎になってしまったら、これらを飲みたくてもグッとこらえてください。
砂糖
口内炎と砂糖は一見関係がなさそうですが、そうではありません。糖分を過剰に摂取すると体内で多くのビタミンが消費されてしまうので、せっかくビタミンC、ビタミンA、ビタミンB6などを多く含む食材を多く摂ったとしても、無駄になることがあるのです。
パイナップル・キウイ
パイナップルやキウイフルーツを食べて、舌がヒリヒリした経験はありませんか?
あの現象は、舌や頬の裏側の粘膜に含まれているタンパク質が特殊な酵素によって溶かされてしまうことで起こるもので、パイナップルやキウイはとても刺激が強いといえます。これらの果物は人によってはアレルギーを起こしやすく、口内炎を悪化させる可能性もあるのでなるべく避けましょう。
唐辛子・香辛料
唐辛子や香辛料などの「辛いもの」は、口内炎を刺激して治りを遅くさせてしまうので、基本的には避けたほうがよいでしょう。また、塩辛い食べ物や味の濃い食べ物などもNGです。
熱い食べ物
「熱さ」も刺激になってしまい、症状を悪化させてしまうことが考えられます。料理は熱いうちに食べるほうが美味しいですが、口内炎がある場合はなるべくさましてから口に運ぶようにしてください。
口内炎ができているときは口にする食べ物を選びましょう!
口内炎ができてしまったときにはビタミン類をしっかりと摂り、ビタミンを消費してしまいやすくなる食べ物や口内炎を刺激しやすい食べ物を避けることが大切です。
口内炎を軽視しがちな人も少なくないと思いますが、栄養が偏っていたり刺激の強いものを多く摂取していたりするとなかなか治りません。これまで「口内炎になったときに食べ物を意識していなかった」という人は、ぜひ実践してみてください。