【医師が回答】歯周病で歯を失わないために!歯周病の原因や症状、予防法を徹底解説

2019.10.24 healthHa・no・ne編集部

感染する!?「歯周病」ってどんな病気?

どうして歯周病になるの?

 お悩み  歯周病は年をとるにつれ、なりやすくなるのですか? 
歯周病は子供もなりますか?
お年寄りに多い気がしますが、実際は年をとればとるほどなりやすくなるんでしょうか?

竹内先生

歯周病は歯周病菌の感染と、加齢や生活習慣病などの体の抵抗力や、歯肉の抵抗力がなくなると発症することになります。メインの歯周病菌は大人になってから感染しますので、大人で歯周病は発症することになります。
年齢を重ねると、いろいろな免疫力や抵抗力が落ちて、いろいろな病気にもなりやすいため、歯周病も年齢が高い方が必然的に多くなってきます。
若い方でももちろん歯周病にはなりますので、定期的なクリーニングを行っていくことが予防になります。
たけうち歯科クリニック/竹内  伸一

https://ha-no-ne.com/question3/detail707.html

歯周病は、歯周病菌に感染することで発症します。また、加齢によって免疫力や抵抗力が落ちることで発症するリスクが高まります。若い方でも歯周病になる可能性はあるので、油断は禁物です。


 お悩み  ストレスからの歯周病 
ストレスで歯茎からひどい出血が続きました。
生葉と歯周病用?の毛が多い歯ブラシを使って少しマシになっていましたが、柔らかいものでも噛むと結構な出血がありました。
歯医者さんに行ったらストレスやホルモンバランスが乱れた為の歯周病と言われました。
治療してもらって転職もして、もうだいぶ治ったんですが
結局のところストレスや疲労と歯周病の関係性がよく理解できなかったので、説明していただけると嬉しいです。

竹内先生

歯周病は、歯周病菌と生体とのバランスが崩れて、歯周病菌が強くなって発症することによって、症状として現れてきます。バランスが崩れる要因の1つとしては、ホルモンバランス、特に女性ホルモンは関りが深いことはあります。またストレスで、免疫機能低下によって発症することもないわけではございません。もちろん年齢要因もあります。

歯周病菌は、コントロールして少なくしておくが重要になります。そのためにも、正しいホームケアとともに、定期的な歯科医院での専門的ケアの両方によって、コントロールしていくことが重要です。これからも、ご自身の歯で過ごせるように、定期的な歯科医院での健診と清掃をお勧めいたします。
たけうち歯科クリニック/竹内  伸一

https://ha-no-ne.com/question3/detail1108.html

歯周病は、ストレスや女性ホルモンの乱れによって身体のバランスが崩れ、歯周病菌が強くなることで発症します。歯周病菌を少なくするために、正しいホームケアを心がけるだけでなく、歯科医院での専門ケアを定期的に受けるようにしましょう。


 お悩み  夫が煙草を吸っています。 
私の家は義父、義母、夫、私、子ども3人の7人家族です。
夫は喚起しながらですが、部屋の中で煙草を吸います。
年寄りと子供がいるのにどうかと思い注意しますが、一向に止めません。
煙草と歯周病は関係が深いと聞きます。
受動喫煙でも同じことが言えるでしょうか?

竹内先生

タバコと歯周病はもちろん関係性があります。歯周病を悪化させる要因になります。
受動喫煙がお子様に与える影響はいろいろありますが、その中で歯や歯茎に関係することでは、タバコの副流煙を吸うことで、歯茎の血流が悪くなります。タバコを吸っている人は歯茎が黒い人が多いですよね。
喫煙により歯茎の血流が悪くなり、歯茎が黒くなってしまうのです。子供が受動喫煙することにより、歯茎の血流が悪くなり、不健康な歯茎になる可能性もあります。歯茎が不健康になることで虫歯の原因の1つにもなります。
たけうち歯科クリニック/竹内  伸一

https://ha-no-ne.com/question3/detail651.html

タバコは歯周病を悪化させる原因となります。タバコを吸う人だけでなく、副流煙を吸う人にも影響を及ぼし、歯茎の血流が悪くなってしまいます。不健康な歯茎にならないためにも、喫煙習慣を見直してみてもいいかもしれませんね。

歯周病にはどんな症状があるの?

 お悩み  歯周病って痛みはありますか? 
歯周病って痛みはありますか?どうしたら歯周病と気付けるでしょうか?

日高先生

自覚症状としては、歯ブラシをすると歯茎から血が出る、歯茎が痩せてきた、口臭がする、周期的に歯が浮いた感じがする、などがあげられます。歯がぐらぐらして咬めないまでなるとかなり進行している可能性がありますので、早めに歯科医院を受診された方がよろしいかと思います。歯を失う原因の半分以上が歯周病と言われています。
医療法人社団 優愛歯会 六本木駅前歯科/日高 大次郎

齊藤先生

痛みをなかなか感じることがないことが歯周病のとても困るところです。
良く言われることは、歯肉の色と言われますがそれだけでもありません。
心配でしたら歯科医院においでになられることが、やはり歯周病を発見してもらえるのではないでしょうか。
齊藤歯科医院/齊藤 陽一

https://ha-no-ne.com/question3/detail325.html

歯周病は、なかなか痛みを感じることがないため、気づきにくいかもしれません。ただ、歯磨きをすると歯茎から血が出る、歯茎が痩せてきた、口臭が気になるなどの自覚症状があれば、歯周病の可能性があります。早めに歯科医院を受診するようにしましょう。


 お悩み  自分が歯周炎か確認したい
歯周炎のひどくなったものが歯周病ですか?
歯周炎は自分の目で確認できるでしょうか?
もし目立つ症状があればお聞きしたいです。

高田先生

歯周炎と歯周病は同じものです。
歯を失う原因は40代から虫歯より歯周病が多くなります。
つまり35歳以上であれば一度歯周精密診査をうけて、口の中の状態を精査したほうがいいという事になります。
歯肉が赤い、血が出る、口臭がするなどの自覚症状はありますが、目立つ前歯より、奥歯から歯周炎は進行してきます。そうなわけで自分で何かおかしいと思ったら、すでに歯周炎が進行しているかもしれません。
自覚症状が出る前に歯科医院に行き、治療より予防をしたほうが歯は長持ちします。
小金井歯科/高田 尚美

竹内先生

歯周炎も歯周病もほぼ同じことになります。
歯周病は、歯ぐきだけの炎症でなく、歯の周りの骨も溶けていく病気です。
目立つ症状は、
・歯茎から出血する
・歯茎が腫れている
・歯がグラグラする
・歯茎が下がって、歯が長くみえる
・口臭がする
・口の中がネバネバする
・硬いものを噛むと痛みがある
など、いろいろな症状があります。
ただ、目立った症状が自分でもわかるようになった時には、すでに進行してしまっている場合も
多くありますので、歯科医院で健診をお勧めいたします。
たけうち歯科クリニック/竹内  伸一

https://ha-no-ne.com/question3/detail893.html

歯周炎と歯周病は同じで、歯茎が腫れる、歯がグラグラする、歯が長く見えるなどの目立つ症状はありますが、気づいたときにはすでに症状が進行している場合もあります。また、目立つ前歯よりも奥歯から歯周炎は進行していくため、自覚症状が出る前に歯科医院で予防することをおすすめします。


 お悩み  歯周病になると口や息が臭くなるのですか? 
歯周病になると口や息が臭くなるのですか?

多保先生

はい。歯周病は口臭の発生原因のひとつと言われています。
歯周病にかかると、深い歯周ポケットが形成されます。口の中の細菌の中で嫌気性菌(けんきせいきん)は酸素を必要とせず育つため、こういった深い歯周ポケットを好みます。
口臭の原因はこれらの嫌気性菌が代謝の過程で生成する硫化水素、メチルメルカプタンによるものです。
たぼ歯科医院/多保 学

https://ha-no-ne.com/question3/detail283.html

口臭は、歯周病の症状のひとつです。歯周病にかかると深い歯周ポケットが形成され、嫌気性菌が育ちます。この嫌気性菌が代謝する過程で生成される硫化水素やメチルメルカプタンが、口臭の原因となります。

歯周病を予防するには?

 お悩み  歯周病予防の方法が知りたい
歯医者さんで歯周病に気をつけるようにと言われました。
歯磨き(フロス等含む)の他にできることはありますか?

石田先生

歯周病の根本的な原因はプラークと呼ばれるばい菌の塊です。
ですので口の中を歯ブラシ等で隅々まで綺麗に清掃出来ていればそんなに心配いりません。
さらに、とお望みでしたら喫煙や食生活、ストレスなど生活習慣でのリスクを減らすことです。
この辺は口だけでなく体の健康にも影響してくることなので今から気をつけられればとてもいいですね。
石田歯科医院/石田 徹

竹内先生

歯周病予防は、「悪玉細菌を減らしてきれいにしておくこと」が基本になります。
そのためにもホームケアとともに歯科医院での専門的ケアも必要になってきます。
歯みがきだけでは、どんなに上手くブラッシングをしても、細菌を60%ぐらいしか取り除けていないと言われます。
ホームケアの指導とともに、定期的な歯科医院でのクリーニングが一番であります。
たけうち歯科クリニック/竹内  伸一

https://ha-no-ne.com/question3/detail931.html

歯周病の予防には、お口の中を清潔に保つことはもちろん、喫煙や食生活を見直すなど生活習慣でのリスクを減らすことも効果的です。また、どんなに上手にブラッシングをしても細菌をすべて取り除くことは難しいため、歯科医院での定期的なクリーニングも取り入れるようにしましょう。

※上記は専門のドクター・歯科衛生士による返答は、治療行為ではありません。これらのサービスは自己の責任において利用し、必要ならば適切な医療機関の受診等、自身の判断でおこなってください。実際に医療機関を受診する場合、治療方法等に関しまして医師によくご相談ください。

歯科医院検索サイト「歯科タウン」:https://www.shika-town.com/

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