PC作業で顎が出ていませんか!?……あなたのことですよ!
なぜPC作業で顎が出てしまうのか?
前に顎が出てしまう原因は、頭の重みと座る位置に原因があります。PCチェアにもたれかかるように腰を掛け、身体の力を抜いてPC画面を見ると、PC画面の位置にもよりますが、若干顎が前に出るのではないでしょうか。この姿勢こそ、肩こりや腰痛、首の痛みなどを引き起す元凶。
背もたれに深く腰掛けた場合、背もたれの丸みやPC画面の位置が低すぎることから、どうしても目線を下に向けなければなりません。しかし、目線を下に向けようと画面に集中すると、頭の重みで徐々に首が前に出て、必然的に顎が前に出てしまうのです。
このような姿勢を長時間続けてしまうと、慢性的な肩こりや腰痛、首の痛みなどが現れます。特に頭の重みを支えている首には大きな負担が掛かり、首から肩にかけてガチガチに凝り固まってしまっている方も多いようです。
ノートPCは要注意!
ディスプレイPCの場合は液晶が別個になっているので、画面が大きい分、文字が見やすいですよね。しかし、コンパクトなノートPCの場合は、肘を伸ばしてしまうと画面が遠く見づらくなってしまうので、どうしても肘が曲がりやすいです。しかし、肘を曲げたままタイピングをすると、肩や首が常に緊張した状態になり、肩こりの悪化につながります。また、顎を前に出して画面をのぞき込むような姿勢になってしまうことが多いので、より身体に悪影響を及ぼすのです。
普段小さなPC画面をのぞき込むように見て作業している方は、なるべくディスプレイを使用し、画面が見やすい状態で作業しましょう。
姿勢を正すことが疲れ知らずの秘訣!
姿勢の正し方は非常に簡単です。まず、背もたれに背中を預けないこと。背もたれに背中を付けてしまうことで、姿勢が一段と悪くなります。また、背もたれを長期間使用することで、背筋や腹筋の筋肉が衰えて腰痛が発生しやすくなります。
次に、顎を引くこと。ただ顎を引くのではなく、おでこも一緒に引きます。顔面を真後ろに少し引くイメージをしてみると、背骨のラインと頭の重心が真っすぐになるので、頭の重みをしっかりと背骨で支えることが出来るようになります。
人間の頭の重さは約5㎏と言われていて、なんとMサイズのスイカ1個分。それほどの重さが背骨を圧迫しているということになるのです。この2点を改善できれば、身体への負担が減り、長時間のデスクワークでも億劫にならずに済むでしょう。
姿勢を改善して疲れ知らずになりましょう
今回はPC作業で顎が前に出てしまう理由や、姿勢の改善方法について解説してきました。慢性的な肩こりや首の痛みは、姿勢をしっかりと正す意識を持つことで疲れを和らげることが出来ます。顎が前に突き出してしまっている方は、早めの改善を心がけましょう!