治療したばかりの銀歯が痛い!その原因と対処法
銀歯が痛む原因と対処法
神経が敏感になっている
虫歯治療は神経に負担をかけてしまうこともあります。直接歯を削り、麻酔をして銀歯を入れる。これらが原因で神経が敏感になり、普段は感じることのない痛みを感じてしまっている可能性は十分に考えられます。
対処法
敏感になった神経がもとの状態に戻るのは、個人差が大きく現れます。1~2週間ほどで治る人もいますが、数年かかってようやくもとの状態に戻る人もいます。対処法としては、できるだけ神経の負担にならない温度のものを食べることが効果的です。熱すぎるものや、冷たすぎるものは、神経を刺激しときには痛みが現れることもあるので、治るまでは避けるようにしましょう。
銀歯の噛み合わせが合っていない
歯科医院では歯の型をとり、その歯にピッタリの銀歯を作りますが、稀に銀歯が歯に合っていないことがあります。この場合は、噛み合わせたときに、銀歯の部分だけに負荷がかかり、痛みが現れることがあります。
対処法
この場合は自分で対処ができないので、噛み合わせがおかしいと思ってもいじらずに、歯科医院で調節してもらいましょう。多くの場合は銀歯の形を調節してもらうことで解決するでしょう。
銀歯の受けた熱が伝わる
銀歯はその名の通り、金属でできています。そのため、象牙質やエナメル質で構成されている通常の歯に比べると熱の伝導率が高く、熱いものを食べるとその熱が治療後の神経が敏感になっている歯にハッキリと伝わってしまい、痛みが現れることがあります。
対処法
熱伝導による歯の痛みは一般的に1~2週間で治ると言われています。その間は、極端に熱いものや冷たいものなどは避けましょう。痛みが長く続く場合はセラミックに変えるなどの対処法もあります。セラミックならば、金属に比べ熱伝導率が低いので痛みが軽減します。
知覚過敏
銀歯にした歯の歯茎が歯周病により下がり、歯の根本が露出した状態になると、知覚過敏になり、冷たい飲み物や、熱い食べ物などが、しみるようになります。
対処法
知覚過敏の対処法は、長期的な対処法と、短期的な対処法の2種類があります。食べ物や飲み物が歯にしみて今すぐになんとかしたい場合は、歯科医院でコーティング剤を塗ってもらいましょう。しかし、コーティング剤だけでは知覚過敏を改善することはできないため、歯茎下がりを進行させないようにすることも大切です。しっかりと歯磨きをして、歯周病が進行しないようにしましょう。
金属アレルギー
銀歯は金属で作られているため、金属アレルギーを引き起こすことがあります。それにより、歯茎がただれるなどのアレルギー反応を起こすことがあります。
対処法
金属アレルギーの場合は、銀歯ではなくセラミックに変える方法で対処します。しかし、耐久度は銀歯に比べると劣るので、歯ぎしりや食いしばりなどの癖のある人が入れると、あっという間に砕けてしまうこともあります。
歯ぎしりで歯にヒビが入った
歯ぎしりや食いしばりなどの癖があると、銀歯を入れた歯自体にヒビが入ってしまい、内部に飲み物などが入り込み、神経に触れて痛みが出ることがあります。
対処法
歯科医院では、ヒビが入った場所をプラスチックで補強する治療をします。しかし、これだけでは歯ぎしりや食いしばりが治る訳ではないので、マウスピースなどを使用し、歯にかかる負担を軽減させるなどの対処が必要になります。
自分で判断するのは難しいです!早めに医師に相談しましょう
治療したばかりの銀歯が痛む原因はたくさんあり、自分で判断するのは難しいですよね。しかし、神経が敏感になっているだけかも知れませんので、とりあえず1週間くらい様子を見て、それでも痛むようならば、歯科医院に相談するようにしましょう。