顔の美しさの定義「E-ライン」と歯列の関係性
美人の基準「Eライン」について
Eラインはアメリカが定めた美しさの基準
「E-ライン」はアメリカの矯正歯科医師が定めた基準で、横顔を見たときに鼻の先端から、顎の先端まで延長線を引いたときの唇の位置で、横顔のバランスのよさを判断するというもの。
鼻の先端から唇の先端までの延長線上のちょうど中間に、線に触れずに唇があれば横顔のバランスがよい美人と言うそうです。
これだけではちょっと分かりづらいかもしれませんが、これを簡単に確かめる方法があります。用意するものは割り箸です。鼻の先端と顎の先端に割り箸を縦に置いてみましょう。もし、横から見たときに割り箸のちょうど中間に唇があり、割り箸に唇がついていなければ、横顔のバランスのよい美人ということになります。
モデル・女優のほとんどはEラインを持っている
E-ラインの定義を満たした人が美人だと言いましたが、実際にモデルさんや女優さんにはきれいなE-ラインを持っている人がとても多いようです。たしかにE-ラインの条件にはまっていることで、横顔がとてもきれいに見えます。
美人の基準「Eライン」にあてはまらない最大の原因は歯並びの悪さ?
きれいなE-ラインになれない最大の原因は歯列にると言われています。では、どんなに鼻が高くてもきれいなE-ラインならない不正咬合とは?
上顎前突の場合「出っ歯」になる
上顎の前歯が前方に出てしまっているタイプの不正咬合。上顎前突は口元の美しさが大きく損なわれてしまうので、不正咬合のなかでもコンプレックスにもなることが多いようです。上顎前突の場合は、たとえ鼻が高かったとしても前歯が出ているのでE-ラインが乱れてしまいます。
下顎前突の場合「顎がしゃくれる」
下顎前突は、下顎の前歯が外側に倒れてしまっていることが原因で発生したり、もともとの骨格が原因で発生したりする不正咬合で、いわゆる「しゃくれ」という状態です。通常E-ラインは鼻の方が高くなりますが、下顎前突の場合は、顎と歯が前方に突出しているため、鼻よりも顎が高くなってしまいE-ラインが乱れてしまいます。
上下顎前突の場合「口元が前に出る」
上下顎前突は上下の前歯とも前方に突出している不正咬合です。口元が大きく前方に飛び出たような外見になってしまうので、コンプレックスになりやすく、E-ラインは鼻と顎よりも口元が前に出てしまっているので、割り箸を使ってみると鼻と顎のどちらかにしかつかない状態です。
歯並びを美しくにするには歯列矯正が必要
歯列矯正とは
歯列矯正は不正咬合を効果的に改善ことができる治療法で、装置を使ってゆっくりと歯を移動させることで、歯を正しい位置に導いていきます。顎の幅に対して歯の本数が多い場合などは、まれに抜歯が必要になることもあります。
歯列をよくして理想の顔になりましょう!
美しいE- ラインになりたい人は歯列矯正を検討してみましょう。歯列矯正は治療に多くの費用と時間がかかりますが、コンプレックスになっている不正咬合を効果的に改善してきれいな歯並びを手に入れることができます。
口元にコンプレックスを抱えているという人は、まずはお近くの歯科医に相談してみてはいかがでしょうか?