舌にブツブツができたときに考えられる病気は

2017.08.31 health渡辺蘭

体調不良などでできやすい口内炎

口内炎とは

口内炎は舌にできるブツブツの原因として代表的な病気の1つです。特に多いのは“アフタ性口内炎”。口腔内全体や唇など主に粘膜に発症。小さな腫瘍“アフタ”を作り、腫れて痛みが出るという症状が現れます。また、食事をして食べ物が口内炎の部分に触れるとさらに強い痛みを感じることもあります。

原因

口内炎の原因はさまざまです。不規則な生活による免疫力の低下や、職場や学校、家庭でのストレスなどでも発症します。また、歯の詰め物や被せ物、矯正器具などが口腔内に接触したときの物理的な刺激なども原因に挙げられます。

ケア方法

特にケアすることがなくても約12週間以内に自然治癒することが多いため、過度に心配する必要はありません。早く治したい場合は、口腔内の粘膜を補修する働きをもつ、ビタミンB群を含む食べ物などを摂るようにしましょう。また、どうしても忙しくてバランスのよい食事を摂れないという場合は、ビタミンB群を含むサプリメントで代用することもおすすめです。

予防法

再発を防止するためには、まず口内炎が起きた原因を明確にする必要があります。先ほど説明したように、免疫力の低下なども考えられるので、まずは免疫力を高めるためにしっかりと休息と栄養を摂るようにしましょう。それでも発症してしまう場合は、その他の原因も考えられるため、ご自身で判断をする前に専門の医療機関を受診することをおすすめします。

舌扁桃肥大とは

舌の根元部分にブツブツがある場合は、舌の根元に位置する“舌扁桃(ぜつへんとう)”という部分が大きくなる“舌扁桃肥大(ぜつへんとうひだい)”を発症している可能性があります。その他の主な症状としては、発熱、喉の痛み、患部の灼熱感などがあげられます。また、舌扁桃が肥大することで、いびきなどもかきやすくなります。

症状が悪化すると、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍などになる可能性もあるため、なるべく早めの治療が必要です。

原因

舌扁桃肥大の原因の多くは、細菌感染やウイルス感染を繰り返すことで起こります。これらにより舌扁桃が、慢性的に炎症が起きた状態になるため徐々に肥大してしまうとされています。また、急性扁桃炎を繰り返し発症することでも肥大する可能性があります。

治療方法

舌扁桃肥大は炎症の原因となる細菌やウイルスを取り除くために、抗生物質で薬物治療を行うことが多いですが、肥大していたとしても、その他に痛みなどの症状が現れていない限り、経過観察となることがあります。しかし、舌扁桃が肥大し過ぎて、気管が狭くなっている場合は、食べ物などが詰まってしまうこともあるため、舌扁桃を取り除く手術を行うことがあります。

予防法

炎症を繰り返してしまうことで起こる舌扁桃の明確な予防法はありません。しかし、細菌やウイルスに感染し、舌扁桃が炎症を起こすことで肥大が発生しているため、細菌やウイルスに感染しないようにすることが予防につながります。

細菌やウイルスに感染するタイミングは、疲れやストレスが原因で免疫力が極端に低下しているときです。そのため、バランスのよい食生活を心がけ、しっかりと睡眠を摂り、ストレスを解消し免疫力を維持することを意識しましょう。細菌やウイルスに対する抵抗力が上がることで予防にもつながります。

いつもと調子の違いを感じたら……

このように、舌にブツブツができる原因の多くは口内炎と舌扁桃肥大によるものです。もちろん、その他にもさまざまな原因が考えられるので油断大敵ですが、口内炎の場合は、特に治療せずとも自然治癒するため、過度に心配する必要はありません。とはいえ、口内炎かと思いきや他の病気という可能性もあるので、「いつもの症状と違うな」と少しでも感じたら、速やかに医師に相談してください。

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