歯ぐきをきれいにするガムピーリングの特徴
ガムピーリングとは?
ガムピーリングには、主にレーザーを使ったタイプと薬剤を使ったタイプの2種類があります。それぞれの方法を把握したうえで、治療の判断材料としてください。
レーザーによるガムピーリング
レーザーによるガムピーリングは、歯科用レーザーを用いて行われます。歯ぐきの黒ずみの原因はメラニン色素。病的なものではありませんが、量が増えることで歯ぐきが黒ずんでみえてしまいます。レーザーを用いたガムピーリングでは、麻酔をしてからレーザーを患部に照射することで、メラニン色素を取り除くことができ、黒ずんだ歯ぐきを元の色に戻す効果が期待できます。
治療期間には個人差がありますが、1ヶ月程度が目安で、黒ずんでいる範囲や濃さによって変わりますが、1回の処置で効果を実感することが多いようです。
平均費用は5,000円~15,000円程度。自費診療のため、歯科医院により費用が高くなることもありますが、10,000円以内で行えることが多いようです。
薬剤によるガムピーリング
薬剤を用いたガムピーリングは“フェノール”という薬剤を使い行われます。歯ぐきに直接フェノールを塗布して、数分~数十分時間を置くことで、歯ぐき表面のメラニン色素と、メラニン色素を作り出している細胞を取り除きます。
フェールを用いたピーリングは、ほとんど痛みを感じることはありませんが、稀に患部がヒリヒリとすることがあります。治療期間はほとんどの場合1回で、処置後数週間かけて徐々に歯ぐきがピンク色になります。
治療費は、レーザーによるガムピーリングと同じ5,000円~10,000円程度です。
黒ずみ除去が難しい場合もある
歯ぐきの黒ずみの原因がメラニン色素ではなく、土台や被せ物に使われている金属にある場合、レーザーや薬剤によるガムピーリングで取り除くのは難しいことがあります。これを“メタルタトゥー”といい、金属イオンが溶け出し歯ぐきに色が反映されてしまっている状態です。
メタルタトゥーを取り除くためには2つの方法があると考えられています。
1.炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーは黒い物に反応する性質を持っているため、メタルタトゥーの黒い部分のみを炭化させ、黒ずみの除去を期待できると言われています。
2.外科的手術で切除する
金属イオンが深部まで到達してしまっている場合は、外科的手術を用いて取り除く方法があります。電気メスなどを利用して、黒ずんでいる部分を切除し、底へ歯肉を移植し黒ずみを改善していくという方法です。
ガムピーリングがおすすめの人
結婚式を控えている人
結婚式前に「歯ぐきをきれいにしたい」とお考えの人にはガムピーリングがおすすめ。歯ぐきが黒ずんだ状態で白いドレスを着るよりも、ピンクの歯ぐきと白い歯の口元がきれいな状態でドレスを着た方が、より衣装映えしてきれいに見えます。また、歯が白いと笑顔の印象も変わります。そのため、ガムピーリングと同時にホワイトニングで、歯を白くするのもおすすめです。
タバコの黒ずみがある人
タバコに含まれる一酸化炭素やニコチン、タールなどの有害物質は、歯ぐきを刺激する働きがあるので、メラニン色素が活性化し、歯ぐきが黒ずんでしまう直接的な原因になります。1日にたくさんの本数を吸う習慣のある人などは、歯ぐきの色も黒ずみやすいので、ガムピーリングがおすすめです。
接客業・営業職の人
人前に出る機会の多い接客業の人や営業職などをしている人には、ガムピーリングがおすすめ。歯ぐきの色をきれいにすることで、第一印象がよくなり、ビジネスシーンでも相手に好印象を与えることで仕事のチャンスが広がるかもしれません。
歯ぐきの色が気になる人は、ぜひ挑戦してみてください!
ガムピーリングは、レーザーや薬剤を用いて歯ぐきの色の改善が期待できるとても魅力的な処置です。自身の歯ぐきの色が気になる方は、悩んでいないで挑戦してみてはいかがでしょうか?レーザーを用いた処置か、薬剤を用いた処置かは、歯科医院により違いますので問い合わせてみてください。