赤ワインで歯が黒ずむ?予防と対策で歯をきれいに保とう!

2017.06.14 healthTomi

なぜ赤ワインを飲むと歯が黒ずむ?

乾杯

健康や美肌に良いと言われる赤ワインですが、一方で歯の色素沈着を引き起こしてしまうというデメリットも。おいしいからこそ、飲むたびに歯や舌が黒ずんでしまうのは嫌なものですよね。なぜ赤ワインを飲むと歯が黒ずんでしまうのでしょうか。それは、赤ワインに含まれるタンニンというポリフェノールと、葡萄の果皮に多く含まれる赤い色素のアントシアニンが原因です。

歯のカルシウムがタンニンとイオン結合することで色素沈着が促され、アントシアニンは歯だけでなく粘膜にまで色素沈着が広がり、歯肉や舌、それから唇の色まで変えていきます。タンニンやアントシアニンが多く含まれる品種(カベルネやシラー)の赤ワインは、とくに着色しやすいと言われています。

歯の黒ずみをストップする予防策

赤ワイン

赤ワインによる歯の着色汚れは早期のケアが何より大事です。赤ワイン飲みつつ未然に防ぐ方法もありますので、まずは予防策を見ていきましょう。

1.何かを食べながら赤ワインを飲む

赤ワインを飲むときは、何か食べながら飲むといいでしょう。とくにおすすめはパンのような硬さの食べ物。適度な硬さのもの良く噛んで食べると、歯への色素沈着を防ぐ効果が期待できます。

2.赤ワイン→水を繰り返す

お店で赤ワインを飲むとき、ついでにお水を持ってきてくれるお店が多くあります。これは体内に水分を取り入れて二日酔い防止をしたり、お口直しをしたりといった役割はもちろんあるのですが、実は水を飲むことで歯が黒ずむのを防ぐ役割もあるのです。赤ワインと水を交互に飲むのが理想ですが、難しい場合は、色素沈着が進む前に最後に水を飲み、口の中をきれいに保ちましょう。

3.トイレに行った際は口をゆすぐ

トイレに行くついでに軽くうがいをして口の中のタンニンやアントシアニンを洗い流すのも効果的です。ちなみに、歯磨きをする際はしっかりと口をゆすいでから行いましょう。歯に付着したまま歯磨きをしてしまうと、余計な刺激を与えて歯を傷つけてしまう可能性があります。

色素沈着によって歯が黒ずむ前に、ここからは日頃からできる着色汚れをつきにくくするための方法をご紹介します。

デンタルケア

1.ブラッシングを丁寧に行う

磨きすぎは良くありませんが、一回の歯磨きでやさしく丁寧にブラッシングすることでプラークや歯石の付着予防になります。磨き残しがあると、歯の表面や隙間にプラークや歯石が残り、この汚れに赤ワインなどの色素が付着することで歯と歯茎の境目が黒くなってしまうのです。日頃から丁寧なブラッシングで磨き残しをなくすこと、さらにデンタルフロスなどを使って歯の隙間をお掃除してあげることで、着色しにくい歯を保つことができます。

2.歯科医院で歯のクリーニングをしてもらう

やはり定期的な歯科医院でのクリーニングは一番の対策と言えるでしょう。歯磨きやフロスではケアしきれない細かい部分までお掃除してもらうことで、より細かいところへの色素沈着を予防することができます。とくに赤ワインのように着色しやすい食べ物や飲み物を好む人は、定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けたいですね。

歯の着色に意識を向けて気持ちのいい時間を過ごそう

自分ではなかなか気づかない歯の黒ずみ。コンプレックスになる前に、しっかりと対策しましょう。ちょっと意識を変えるだけで赤ワインをおいしく楽しく飲むことができるので、ぜひ日頃から実践してみてくださいね。

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