自宅でできる簡単なステイン除去法!ステインをつきにくくする3つの生活習慣
ステインってどういうもの?
ステインは歯の表面に付着した着色汚れのことです。着色汚れは主に食品で付着するステインと、タバコで付着するステインの2種類があります。食品で付着するステインは、食品に含まれている色素が口腔内のタンパク質と反応して着色します。タバコで付着するステインはヤニが直接歯の表面の膜に付着し着色します。
タバコのヤニの場合は粘着性が強いので、歯磨きだけで除去することはできませんが、食品による着色の場合は食べた後の歯磨きで、ほとんど取り除くことができます。しかし、歯磨きを怠ってしまうことで歯の表面に定着しステインになります。
自宅でステインを落とす方法
歯の消しゴム
歯の消しゴムはドラッグストアやスーパーなどで購入できるアイテムで、フラットタイプやペンタイプなどいろいろな形状が販売されています。消しゴムにとてもよく似ていて、素材にはシリコンゴムが使われています。使い方は簡単。消しゴムで文字を消すように歯をこするだけです。
表面に付着したステインを削って落とすことができます。しかし、研磨剤も含まれているので、強くこすりすぎたり、頻繁に使用したりすると歯が傷つき、よりステインが付着しやすくなってしまいます。使用する際は、強くこすりすぎないように注意して、週に1度くらいの頻度で使用するのがオススメです。
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ホワイトニング歯磨き粉
市販されているホワイトニング歯磨き粉のなかには、「ピロリン酸ナトリウム」という成分が含まれているものがあります。この成分は歯の表面に付着しているステインを浮かせる働きがあるので、ステイン落としに有効です。ライオンが販売している「ブリリアントモア」は、ピロリン酸ナトリウムが配合されており、毎日歯磨きを続けることでステインを除去できます。歯科用の歯磨き粉ですがドラッグストアやスーパーでも気軽に購入することができます。
ホワイトニングペン
最近注目を集めているアイテムに「ホワイトニングペン」というものがあります。歯にペンで色を塗るようにして使用します。ペンには「亜塩素酸ナトリウム」を主成分とするジェルが入っていて、歯の表面に付着したステインを浮かして落とすことができます。
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ステインを付着しづらくする3つの生活習慣
1.食後にうがいをする
食品によるステインを付着しづらくするには、食後にうがいをする習慣を付けましょう。本来であれば、ベストなのは歯磨きをすることです。しかし、食後は食品に含まれる酸の影響で一時的に歯が柔らかくなっていることがあり、食後すぐに歯磨きをすると歯を傷つけてしまう可能性があります。うがいならば歯を傷つける心配がなく、食品の色素を取り除くことができます。
2.ブラシ圧の強いブラッシングをしない
ブラシ圧の強いブラッシングは歯の表面に小さな傷をたくさん付けてしまいます。特に研磨剤が配合されている歯磨き粉を使用すると、傷が付きやすくなります。この傷は、食品の色素やヤニなどのステインが付着しやすくなる原因になります。ブラッシングをする際はブラシを優しく持ち、強いブラッシングを避けるように磨きましょう。
3.ガムを噛む習慣を付ける
ステインは、唾液の分泌が悪くなり口腔内が乾燥すると歯に付着しやすくなります。この状態を改善するには、ガムを噛む習慣を付けましょう。なかでもオススメは、歯科専売品の硬めに作られたガムです。噛むことで唾液腺が刺激を受けて分泌量が増えるので、ステインが付きにくい環境を作り出すことができます。
効果が薄い場合は歯科医院でPMTCを受けましょう
自宅で簡単に行えるステイン除去法は、個人差が出やすいというデメリットもあります。特にタバコを吸う頻度が高い人の場合や、ステインが多く付着している場合は、十分な効果を得られないこともありますので、その場合は歯科医院で「PMTC」という専門の歯のクリーニングを受けることをオススメします。
PMTCは専用器具を使用し、食品やタバコによるステインを除去して、美しい歯を手に入れることができます。費用は自費治療のため歯科医院で差があり5千円~2万円程度になります。ぜひ検討してみてください。