さまざまなメリットを生み出す「お風呂歯磨き」の実態とは?

2017.01.27 beauty風間千秋

入浴しながらの歯磨きで歯垢除去率UP!!

バスタイム

入浴中に歯磨きをする習慣がある方も中にはいらっしゃるかもしれません。そんな方は、普通に歯を磨くよりも効果的に歯垢を除去できているかもしれません。理由は、浴槽に浸かりながらゆっくり歯磨きが行えているから。入浴中は読書などをする方もいると思いますが、ただボーっとしている方も少なくないのではないでしょうか。

そのボーっとした状態が実は、歯を磨くのにとてもよい環境で、洗面台でササッと歯磨きを行うよりも、効果的に歯垢の除去ができるのです。

洗面台で行う歯磨きの場合は、多くの人が2~4分程度で済ませてしまいます。2~4分間のブラッシングも丁寧に行うことができていれば歯垢を落とすことができますが、意識をしなければ歯垢除去率の高いブラッシングは行えません。

浴槽に浸かりながらボーっと歯磨きをしていると、洗面台で歯磨きを行うよりも長い時間をかけてブラッシングすることができます。そのため、ブラッシングがあまり上手でなくても、隅々までブラッシングが行えていることが多いのです。

リラックスすることで口臭も予防できる

口臭

仕事でストレスを感じると自律神経が乱れるため、特にお仕事終わりは身体が緊張した状態。通常は副交感神経が優位に働き全身のバランスを保っていますが、自律神経が乱れた状態になると交感神経が優位に立ちます。するとバランスが崩れて唾液の分泌が抑制され、口臭が発生するのです。

入浴からリラックス効果を得ることで身体の緊張が解け、副交感神経が優位に働きます。すると歯液の分泌量が多くなり、その状態で歯磨きをすると口内の隅々まで殺菌でき、口臭を予防することができます。

お風呂歯磨きで成長ホルモンが分泌される

リラックス

お風呂でリラックスしながら歯磨きを行うと、成長ホルモンの一種であるパロチンという物質の分泌が盛んになります。

パロチンは睡眠からも分泌されるホルモンで、肌の新陳代謝を促す効果があります。お風呂に入りながら歯磨きすることで、美肌を手に入れることができるのです。さらに、胃や腸などの消化器官の働きを促進させる働きがあるため、ダイエットにも効果的です。

ぬるすぎるお湯は逆に胃や腸の働きが活発化してしまうので、なるべく40℃前後の温かいお湯に浸かるようにしましょう。入浴時間は10分が目安です。

お風呂歯磨き後は食べないようにしましょう

つまみ食い

入浴中は、歯を磨くことを意識しないことがキレイに磨くコツです。さすがに歯ブラシをくわえているだけでは意味がありませんが、なるべく意識しないように手を動かしましょう。

さまざまなメリットがあるお風呂歯磨きですが、お風呂から出た後に何かを食べてしまっては意味がありません。寝る前に歯に食べカスなどが付いている状態で寝てしまうと、虫歯菌や歯周病菌の活動が活発になり、症状を進行させてしまいます。

お風呂歯磨きで白く輝く歯を手に入れましょう!

洗面台で歯磨きを行うよりも高い歯垢除去率やリラックス効果を得ることができるお風呂歯磨き。口内環境をしっかりと整え、美肌効果やダイエット効果なども期待できます。ササッと歯磨きを済ませていた方は、たまには浴槽に浸かりながらのんびりとブラッシングしてみましょう。ワンランク上の歯磨きが行えるはずですよ。

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