ストレスが原因で発生する口臭の特徴と予防方法

2017.10.04 health福本春香

なぜストレスで口臭がきつくなるの?

ストレスを感じると口臭がきつくなるのには、大きく分けて2つの原因があります。自分がどのタイプか知ることが“予防への第一歩”となるので、まずは以下の内容が当てはまらないかチェックしてみましょう。

唾液の分泌量の減少が原因の口臭

唾液には、口の中の細菌を洗い流してきれいにするという重要な役割があります。健康な状態では1日に1~1.5リットル分泌されますが、ストレスにさらされると3割ほど減ってしまうと言われています。

緊張しているときに口の中がカラカラになってしまった経験は誰にでもあるかと思いますが、これは唾液の分泌が自律神経によってコントロールされていることに起因します。ストレス状態では分泌を抑制する交感神経が有利に働いてしまうのです。

唾液が減少すると口の中が洗浄できず細菌が繁殖してしまう環境になり、その結果、口臭がきつくなってしまいます。また、ストレスを感じると舌下にある舌下腺という箇所からネバネバした唾液が分泌されます。この唾液にはムチンという糖タンパク質が含まれており、口の中の細菌のエサになるのです。そのため、細菌がさらに繁殖することで口臭の原因となります。

胃腸の機能低下が原因の口臭

緊張するとお腹が痛くなることがあるように、胃や腸はストレスによって大きな影響を受ける臓器です。胃腸も自律神経によりコントロールされており、ストレスが溜まるとその制御が乱れがちになります。すると胃腸の働きが低下し、消化不良や下痢・便秘が起こります。

その結果、体内には悪臭成分を含むガスが発生してしまうのです。そのガスが血液にのって全身を巡り、肺を通じて口からも臭ってしまうことがあります。胃腸が原因の場合、口臭はぞうきんやドブのような臭いになると言われています。

ストレスが原因となる口臭の予防方法

ストレスによる口臭は、きちんと対処法を知ることで予防することも可能です。原因によってその方法は異なるので、適切なアプローチを取るようにしましょう。

唾液が原因の場合の予防法

・歯磨きを念入りに行う
口の中の細菌はプラークをしっかり除去することで減らすことができます。隅々まできれいにするには、普通の歯ブラシ1本によるケアだけでは、残念ながら不十分です。ワンタフトブラシを使用して歯と歯ぐきの境目や歯間を磨いたり、フロスを使用して歯ぐきの中の細菌までかき出したりする必要があります。

・キシリトールガムを噛む
ガムを噛んで顎を使うことで唾液の分泌が促されます。また、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を甘味料の中で唯一弱められる性質があるため、キシリトール100%配合のガムを噛むことで口の中の虫歯菌を減らすことも期待できます。

・こまめに水分補給する
体内に水分が足りていない状態だと唾液の分泌も減ります。水分はこまめに取るようにしましょう。おすすめはミネラルウォーターです。お茶やコーヒーには利尿作用があるため、さらなる水分補給が必要になる場合もあります。

胃腸が原因の場合の予防法

・お風呂にゆっくり入る
忙しい場合でもできるだけ浴槽にお湯をためてリラックスすることを心がけましょう。自律神経の働きを整えるには20~30分程度の半身浴がおすすめです。

・お酒はほどほどに
ストレスが溜まるとついついお酒をたくさん飲んで発散したくなりますよね。ところがアルコールは胃に強い刺激を与え、さらなる不調を招く危険性があります。週に2回は休肝日を設けたり、必ずお腹に食べ物を入れてから飲むようにしたりして胃腸への負担を抑えるようにしましょう。

・寝る前の過ごし方を見直す
寝る直前にスマホを見る、食事をする、熱いお風呂に入るなどの行動をするとなかなか寝つけないことがあります。不眠はストレスを悪化させるため、自律神経が余計に乱れてしまうので、寝る前はできるだけ身体も心もリラックスした状態を保つようにしましょう。

しっかり予防して息を爽やかに

ストレスの根源を解消することが心身ともに一番先決すべきではありますが、それができれば苦労しませんよね。ストレスとは日々向き合っていかなければならないだけに、自分に合った予防法を実践することで口臭予防を心がけましょう。ストレスとは上手に付き合うことが大切です。

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