舌苔が異常発生!その原因はストレスかも!
舌苔とストレスの関係
舌苔とは?
舌苔の正体は細菌や食べかすなど。口内にいる細菌や、食べカスなどが、舌にある溝に入り込み白く見えています。また、舌苔は色素が移りやすいので、コーラやカルピスなどの色素の強い飲み物を飲んだときに、その色素が移り、変色することもあります。
舌苔が増える原因は?
舌苔の大きな原因のひとつがストレスです。ストレスを感じると自律神経のバランスが崩れます。通常なら副交感神経が優位に立ち、サラサラとした唾液を分泌していますが、交感神経が優位になることで、唾液がネバネバとした状態になり、細菌が増殖し舌についてしまうのです。
舌苔が増えると味覚が鈍くなる
舌苔が増えることで、味覚が鈍くなることがあります。舌の表面には、「味蕾(みらい)」とよばれる味感知センサーのイボがありますが、これが舌苔に覆われ味を敏感に感知することができなくなるからです。とはいえ、舌苔が原因で完全な味覚障害になることはありませんので、その点は安心して大丈夫です。
ストレスの効果的な解消法
舌苔は、ストレスを解消することで大量発生に歯止めがかけられる可能性があります。そこでストレスを正しく効果的に解消する方法をご紹介します。ストレスには「物理的なストレス」と「精神的なストレス」の2種類がありますので、それぞれの解消法を見ていきましょう。
物理的なストレスの場合
みなさんの部屋は綺麗に整理整頓され、お掃除が行き届いているでしょうか? 整理整頓ができていない場合、ものをなくすことが多くなりストレスにつながりやすくなります。また、人間は清潔な環境を好むため、掃除が行き届いていない部屋にいること自体がストレスになります。まずは部屋の環境を変えて物理的なストレスを改善してみましょう!
精神的なストレスの場合
精神的なストレスは人間関係が原因になりがちです。職場や学校で人と関わる以上は、ストレスは避けて通れないため、何かしらのストレス解消法を身につけておく必要があります。たとえば、お風呂に入るときにアロマを数滴垂らしてリラックスできる環境づくりをしたり、適度に運動をしたりするなど、ストレスを発散させることが重要です。また、自分の好きなことを好きなだけ楽しむというのも、ストレス解消につながります。それぞれ、ストレス解消になることを探して、ストレスを溜めないようにしましょう。
舌を傷つけずに舌苔を取る方法
最後に舌苔の落とし方をご紹介します。舌苔は、歯ブラシで取り除いてはいけません! 歯ブラシで絶対を取り除いてしまうと、ブラシの毛で舌が傷つき、味覚がおかしくなってしまう可能性があるからです。
舌苔の除去には、アルカリイオン水と舌専用ブラシを使います。アルカリイオン水は舌苔を舌から浮かせる力があり、歯ブラシよりも柔らかい毛で作られているブラシを使用し、除去することで舌を傷つけることなく除去することができるのです。
舌専用ブラシは、スーパーやドラッグストアなどに数百円と手を出しやすい価格で販売されていますので、使ってみてください。
ストレスを解消して舌苔の発生を防ぎましょう!
今回は、舌苔とストレスの関係性について解説しました。このように、舌苔が増えてしまうのはストレスが関係しているので、極力ストレスを解消できるように心がけましょう。また、あまりにも舌苔が増えすぎた場合は、「溝状舌」や「黒毛舌」という舌の変化が発生している可能性も考えられるので、早めに口腔外科を受診しましょう。