舌を噛んで流血!なかなか血が止まらないときの対処法や舌を噛む原因
舌から出血!血が止まらないときの対処法とは?
舌を強く噛んでしまった!血が止まらない……正しい対処法はコレ!
止血の仕方
舌を強く噛んでしまったときに、まずしなければならないのは止血です。とはいえ、腕や足なら、手で押さえられても、舌はどうやって押さえればいいのか迷いますよね。舌の押さえ方は、傷口のある部分によって違います。
傷口が舌の先端の場合
舌の先端を噛んでしまった場合は、口を使って押さえ圧迫します。血の味がしますが、そこはグッとこらえて歯を立てない程度に口の上下で挟み込むように圧迫しましょう。傷が比較的浅い場合はしらばく押さえれば血が止まります。
傷口が舌の側面の場合
舌の側面を噛んでしまった場合は、口で止血できないことがあります。そのようなときは、清潔なガーゼを傷口に押し当て、指で舌を挟むようにして止血しましょう。また、舌を抑える指はあらかじめ、丁寧に洗ってください。
傷が深くて血が止まらない場合は?
傷が深い場合の対処法
傷が深い場合は口腔外科へ
30分以上止血しても血が止まらないとき場合、深く噛み過ぎているかもしれません。その場合は、なるべく早めに口腔外科を受診しましょう。口腔外科では主に、炭酸ガスレーザーを使った治療か縫合手術をします。
炭酸ガスレーザー
レーザーと聞くと、なんとなく怖いイメージがありますが、炭酸ガスレーザーには止血効果があるので、患部の血を固めて流血を抑えることができます。また、傷口を殺菌する効果もあるので、傷の治りがよくなります。
縫合手術
炭酸ガスレーザーでは塞げないほど深く噛んでしまった場合は、縫合手術が必要になるケースもあります。
舌を噛んでしまう原因とは?
舌を頻繁に噛んでしまう人の特徴
肥満
肥満気味の人は、頻繁に舌を噛んでしまうことがあります。これは、顔に付いた脂肪が原因です。顔に脂肪が付くことで内側に厚みができ、舌を収納する能力が落ちるので、口腔内を噛みやすくなります。噛まないためにも、体重を落とすよう心がけしましょう。
ストレス
お仕事が忙しくて疲れているという人も、舌を噛みやすくなってしまいます。これは、ストレスが原因です。ストレスによるカラダへのさまざまな悪影響で、舌の動きも鈍くなってしまうのです。この状態を改善するためには、ストレスの解消が必要不可欠です。ストレスはなるべく解消するように心がけてみましょう。
噛み合わせが悪い
もともと歯の噛み合わせがよくない人は、それが原因の可能性が高いです。噛み合わせが悪い人は、歯が本来あるべき位置に生えていないので、自ずと舌を噛みやすくなってしまいます。この場合は、歯列矯正をして歯の位置を正す必要があるかもしれません。
食事スピードが早い
食事のスピードが早い人は、舌を噛むことが多くなると言われています。これは、口にものがいっぱい入っていて、なおかつ顎の動きが早いため、舌がどの位置にあるのかを見失ってしまっている状態です。食事をするときは、よく噛んでゆっくり食べましょう。また、舌の位置をしっかりと考えて噛むことも大切です。
舌を噛み過ぎると思わぬ病気に?!
舌を噛んで出血してしまっても、大抵の場合は時間が経てば血が固まり出血も治まります。でも、舌を頻繁に噛む人は、今回ご紹介したようなことが原因で、血が止まったとしても繰り返し噛んでしまうことがあるため、注意が必要です。
また、繰り返し噛む人は、傷口から細菌が入り、思わぬトラブルが発生することがあります。早めに原因を見つけて克服できるようにしましょう。出血が止まらない場合は、特別な処置が必要な可能性もあるので、すぐに病院に足を運びましょう。