抜歯後のズキズキする親知らずの痛みを効果的に取る方法
親知らず抜歯後の痛みの止め方5つ
1.頭を高くして安静にする
おばあちゃん・おじいちゃんの知恵として、「歯が痛いとなると、頭を高くして寝なさい」というものがあります。これは、実は根拠のあることで、頭を高くして寝ることで、神経を圧迫し痛みを生み出す血液が足のほうへと流れるからなのです。抜歯後は枕を高くして寝ると、痛みを和らげることができます。
2.痛み止めを飲む
抜歯後は、痛み止めや化膿止めなどが処方されますが、これらは、処方を受けるときに、どんな服用の仕方をすればいいのかしっかりと教えてくれるはずなので、説明をよく聞いて正しく服用しましょう。市販薬の痛み止めを使う場合も説明書をよく読んで正しい量を服用してください。また、痛み止めは効果が現れるまで約30分かかるので、痛くなるのを見越してあらかじめ飲んでおくことも必要です。
3.患部を冷やす
前述のように、血液が流れることで神経が圧迫されて痛くなりますので、血液の循環がよくなるようなことをするのはNG。例えば、激しい運動や熱いお風呂のように、体が温まるようなことをせずに、保冷剤などで患部を冷やすことで、痛みが治まります。
4.ガーゼを強く噛む
親知らずの抜歯後は、30~50分間くらいはガーゼを噛んで止血を行います。しかし、傷口が大きい場合は止血するまでに時間がかかることがあります。そのため、なるべく長い時間ガーゼを噛んで、しっかり血が止まるようにしましょう。もし、血がたくさん出ていて、ガーゼが真っ赤になっていたら、新しいものを交換して噛み続けてください。止血をしっかり行うことで、抜歯後の痛みを早く取ることができます。
5.飲酒喫煙しない
止血が終わるとちょっと油断して、タバコを吸ったりお酒を飲んだりしてしまう人もいると思いますが、タバコは毛細血管を収縮させてしまうので、治りが悪くなり痛みが続く原因になります。お酒も血流がよくなるので痛みが出て、治りも悪くなってしまいます。
抜歯直後の食事や歯磨き方法
麻酔が効いている間は飲食を控える
抜歯直後1~3時間は、麻酔が効いている状態なので、飲食は控えるようにしましょう。これは、麻酔が効いているせいで口元がうまく動かないからです。誤って唇を噛んでしまい、極端だとフォークで唇を刺してしまっても気づかないかもしれません。
食事は反対側でする
食べ物を噛むときは、抜歯したほうとは逆側の歯を使って噛むようにしましょう。抜歯後は、血液が固まり、カサブタ状態になり、普通に食事をしてしまうと硬いものがカサブタを剥がしてしまう可能性があります。カサブタが剥がれると、血が出て治りが遅くなります。
ブラッシングは傷口を外して行う
抜歯後の歯磨きは、もちろん傷口を外してブラッシングをしましょう。細かいブラシの動きが必要になるので、なるべくヘッドの小さい歯ブラシを使うのがおすすめです。具体的には、抜歯してない側を普通の歯ブラシで磨き、抜歯した周辺の歯をワンタフトブラシで磨くと、キレイに磨けます。
研磨剤フリーの歯磨き粉を使う
抜歯後は、研磨剤フリーの歯磨き粉に変えましょう。研磨剤が入っていると、傷口から入り込み、治りが遅れてしまう原因になります。
痛くても焦らず対処すれば大丈夫!
親知らず抜歯後の痛みを取るには、たくさんの方法がありました。また、抜歯後の食事のとり方や歯磨きの仕方についても、知っているようで、よく知らない人が多いと思うので、しっかりとチェックして、早く痛みが取るようにしましょう。また、痛みだけではなく腫れてしまい、腫れがなかなか引かないという場合は、抜歯した部分から、バイ菌が入ってしまっている可能性もあるので、なるべく早めに歯医者さんで診てもらうようにしましょう。