歯がしみる原因は?知覚過敏になったときの治し方

2017.05.10 healthよもぎ

虫歯と知覚過敏の見分け方?

虫めがね

虫歯と知覚過敏を見分ける方法は、歯に衝撃を与えたときに痛むかどうかです。虫歯の場合は衝撃が加わったときに痛みを感じますが、知覚過敏の場合は叩いても痛むことはありません。

他の見分け方としては、慢性的に痛みが続くかどうかです。虫歯の場合は痛みが持続しますが、知覚過敏の場合、痛みは数秒で治まります。すぐに痛みが治まるといっても、知覚過敏は悪化すると歯に風が当たっただけでも痛みを感じるので、早期治療をおすすめします。

知覚過敏になる原因

1.押しつけ磨き

歯磨きする男性

ゴシゴシと力を入れて歯を磨く、押しつけ磨きの癖がある人は、歯磨きが原因で知覚過敏になっている可能性があります。1回や2回ならば問題はありませんが、長期的に行うとエナメル質を傷つけてしまい、知覚過敏になってしまいます。同時に、研磨剤入りの歯磨き粉を使っていたら最悪です。押しつけながら歯を長い間、研磨していることになるからです。歯ブラシはペンを持つように軽く握り、押しつけないように磨きましょう。

2.酸性の食べ物の食べすぎ

柑橘

グレープフルーツやレモンなどの柑橘系の果物は口腔内を酸性にします。たまに食べるくらいなら問題ありませんが、たくさんの量を長期間にわたり食べてしまうと、エナメル質が酸により溶けて、知覚過敏になってしまいます。

3.歯ぎしり

歯ぎしりする少女

ストレスなどから歯ぎしりを頻繁に行うと、歯周組織に大きな負担がかかるので、エナメル質が傷ついてしまうことがあります。この場合は、歯医者さんで歯ぎしり防止用のマウスピースを作成し、寝る前に装着してエナメル質が傷つくのを抑えましょう。

4.ホワイトニング剤

白い歯

ホワイトニングで使う薬剤で知覚過敏になることがあります。これは、歯に付いた小さな傷から薬剤が歯の内部に入り込み、象牙質に届いてしまうからです。ただし、ホワイトニングが終われば次第に治ります。

キーンと痛い知覚過敏を治すには?

疑問符

1.知覚過敏用の歯磨き粉を使う

知覚過敏は専用の歯磨き粉で磨くと痛みが治まりやすくなります。これは硝酸カリウムという成分が痛みを感じさせている神経にバリアをはり、温度の変化から神経を守ってくれるからです。歯磨き粉を変えるだけなので、費用もお手ごろ。歯医者さんで治療を受ける前に一度使ってみてはいかがでしょうか?

2.塗り薬やコーティング剤を使う

知覚過敏の治療で歯医者さんに行くとまず塗り薬を処方されることが一般的です。塗り薬は、即効性はありませんが繰り返し使うことで徐々に治ります。また、塗り薬とは別に処方される薬がコーティング剤です。これは、知覚過敏を治す力はありませんが象牙質にバリアのように貼りついて、歯がしみるのを防いでくれます。でも、コーティング剤は落ちてしまうので、繰り返し使うことが必要です。

3.レーザー治療をする

レーザー治療は歯医者さんで行う治療法。患部にレーザーを当てて治療していきます。レーザーが当てられると組織が硬くなり知覚過敏を改善することができます。しかし、稀に効果が出なかったり、症状が悪化したりしてしまうケースもあります。

4.歯の神経を抜く

どのようなことをしても知覚過敏が治らない場合、最終手段として歯の神経を抜きます。もちろん、痛みを感じる神経がなくなってしまうので、全く痛みを感じなくなります。でも、神経が抜けた歯は、枯れ木のような状態になって、脆くなり、変色して黒くなることもあります。

悪くなる前に歯医者さんに相談しましょう!

歯科医院

知覚過敏にはさまざまな原因が考えられます。もし一時的に治ったとしても、原因が改善されないかぎり、再発の可能性があります。放置をすると象牙質の中にある神経が傷ついてしまう可能性もあり、最悪の場合、歯の神経を抜くことになります。そうならないためにも早めに歯医者さんに相談するようにしましょう。

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