水流で口腔ケア!ウォーターピックを使用するメリット
ウォーターピックは「水つまようじ」
ウォーターピックは直訳すると「水つまようじ」となります。その名の通り、つまようじのような働きをします。ノズルから発射されるジェット水流により、口腔内に溜まった歯垢や食べカスなどを落とすことができ、続けて使用することで歯茎を引き引き締める効果もあり、黒ずんでいた歯茎をピンクに戻すこともできます。
ウォーターピックには据え置きタイプとワイヤレスタイプの2種類があり、据え置きタイプはタンクが大容量なので、給水の回数が少なく済む特徴があります。また、水圧もワイヤレスタイプよりも強いので、歯垢や食べカスを効果的に取り除けます。
ワイヤレスタイプはノズルとタンクが一体になっていてコンパクトで、携帯性に優れています。しかし、給水タンクは据え置きタイプよりも小さく、長時間の洗浄はできません。また、製品誤差はありますが、据え置きタイプよりも水圧が弱いため、強い水圧で洗浄するのに慣れている人の場合は、少し物足りなさを感じてしまう可能性もあります。
ウォーターピックを使用するメリットは?
1.歯茎のマッサージが簡単
一般的な歯茎マッサージの場合は、歯ブラシで歯と歯茎の間を優しく磨いたり、専用のジェルを使用し指でマッサージをしたりすることが多いですが、ウォーターピックを使えば口の中にノズルを入れて、ジェット水流を歯茎に当てるだけで簡単に歯茎をマッサージできます。マッサージ効果は高く、数週間続けて使用することで歯茎の血流を促進させ、歯磨きをしても出血しにくい歯茎になるので、歯周病の予防に効果的です。
2.歯周ポケットを洗浄できる
ウォーターピックは歯磨き時の出血など、軽度の歯周病の症状が出ている人におすすめです。噴射される水を歯と歯茎の間に当てるように使用すると、強力なジェット水流により、歯周ポケットに溜まった歯垢を掻き出すことができます。
3.歯磨きでは落とせない汚れを落とせる
ウォーターピックは歯垢や食べカスを完全に除去できるわけではないので、歯磨きなどの口腔ケアは必ず必要になります。しかし、ウォーターピックを使うことで歯ブラシでは落とすことのできない微細な汚れも落とすことができ、歯磨きと併用することで高い歯垢除去効果を発揮します。
失敗しないウォーターピックの選び方
1.水圧
ウォーターピックを選ぶポイントとして、もっとも大切なのは水圧です。あまりにも水圧が弱い商品は、口腔内を洗浄する力も弱いので避けましょう。水圧は「Kpa(キロパスカル)」という単位で表します。ネットで購入する際は、商品の説明欄に、店頭で購入する際はパッケージまたは説明書などで確認しましょう。標準的な水圧は500~600Kpa。この数値を下回るような商品は、人により弱いと感じてしまう可能性もあります。
2.使用時の音
ウォーターピックは水に圧力を加えるためにコンプレッサーが内蔵されているので、使用する際にある程度音がします。特に据え置きタイプに内蔵されているコンプレッサーは大きな音がする機種もあるので、騒音が原因で使わなくなってしまう人もいるようです。音が気になる人はネット購入ではなく、店頭に足を運び、音の大きさを確認してから購入しましょう。
3.サイズ
大きな問題になりやすいのがウォーターピックのサイズです。特に据え置きタイプはタンクが大きいので、置くスペースを広めに確保する必要があります。洗面台に置くスペースが確保できない場合は、ワイヤレスタイプがおすすめです。ノズルを取り外せばバッグにも入るサイズ感で場所を取りません。
迷ったらウォーターピック社製がおすすめです
ウォーターピックはさまざまなメーカーが販売しているので、どのメーカーを選べばよいか迷うと思いますが、特にこだわりがない場合はウォーターピック社製の製品をおすすめします。1950年代に始めてウォーターピックを開発したメーカーで、世界的にも有名です。中でも「ウォーターピック ウルトラ」は据え置きタイプですが、省スペースで、水圧も調整が可能です。購入を検討している方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?