酷い口臭の特殊な改善方法!重曹うがいをして口臭ゼロへ!

2017.03.22 beauty森本貴子

重曹うがいの効果と安全性

酸を溶かして口臭改善

重曹

様々なシーンで活用される重曹ですが、重曹うがいは口臭の改善に効果を発揮します。うがいに使うのは重曹と水を混ぜた「重曹水」です。では、なぜ重曹でうがいをするだけで口臭を改善することができるのでしょうか?

その秘密は重曹の性質にあります。重曹は水に溶かすと、「弱アルカリ性」になり、「酸」と混ざり合うと中和してくれる効果を持っています。つまり、細菌の代謝物である酸を中和し、消臭してくれるんです!

舌苔を浮かして落とす

ドーナツ

弱アルカリ性の重曹水には、もう一つの効果があります。それは、「たんぱく質」を分解する効果です。舌の表面には、口臭の原因になる「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる細菌や食べカスがあります。
これらは、たんぱく質で、重曹と混ざり合い分解されるので、口臭の根本的な原因をブロックできます。

重曹うがいは安全なの?

安産性

重曹は、お掃除道具として知られているので安全性が気になりますよね。でも、重曹はベーキングパウダーとしてお菓子などにも使われているものなので、作り方や用法を間違えなければ安全です。では、その肝心の作り方を紹介していきましょう。

重曹水はこうして作る!

重曹水の作り方

重曹を溶かす

重曹水は簡単に作ることができます。食用の重曹を(小さじ1)用意し、水200mlの中に入れてよくかき混ぜてください。まんべんなく水が濁り、下に重曹がグラスの下に沈殿していなければ重曹水の完成です!

重曹の量を多くしすぎてしまうと、研磨作用が強すぎて口腔内の粘膜を傷つけてしまうことがあります。分量を間違えて重曹を多く入れすぎてしまったときは、必ず作り直しましょう。

重曹うがいの正しいやり方と注意点

重曹うがいの正しいやり方

うがい

重曹うがいは、上を向きガラガラと喉の奥に水を当てるような、うがいではなく、ブクブクと、口の中全体に水が通るように行います。喉に当ててしまうと、重曹の研磨作用が働き喉を傷つけてしまう可能性があるので気を付けましょう。

口腔内にトラブルが現れているときは使用を控える

口元を気にする男性

重曹には研磨作用があるため、基本的に口腔内トラブルが起きているときの使用はNGです。口内炎や歯周病などのトラブルが発生しているときには、症状が悪化してしまう可能性があるので使用を控えましょう。

必ず食用の重曹を使う

食用の重曹

重曹には、「工業用」、「医療用」、「食用」の3種類が販売されていますが、重曹水を作るときは、必ず食用の重曹を使いましょう。主に、「ベーキングパウダー」や「タンサン」という名前で、スーパーやドラッグストアなどで販売されています。

ブラッシングはしない

父子で歯みがき

色々なサイトで重曹歯磨きについて書かれていますが、歯磨き粉に直接重曹をつけてブラッシングをするのは危険です。何度も言いますが、重曹には研磨作用があるので、ブラッシングをしてしまうと、歯の表面のエナメル質に傷がついてしまう可能性があります。

みなさんも重曹うがいにチャレンジしましょう!

唇

重曹うがいには、酸を中和したり、たんぱく質を分解したりする働きがあり、効果的に口臭を改善することができます。お掃除道具としても使われているのに、うがい水としても使えるなんて、万能ですよね。また、材料は重曹と水だけなのでとても経済的。小さめの容器に入れてマウスウォッシュとして持ち歩くこともできます。でも、重曹水は腐ってしまうので、早めに使い切りましょう。

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