サクッと歯並びをキレイにする!スピード矯正ってなに?

2017.04.19 healthよもぎ

時間をかけずに歯を移動させる2つのスピード矯正!

一般的な歯列矯正の場合は、矯正器具を装着し歯をずらして、その後ずれた歯を固定するためのリテーナーを装着。通常は歯列矯正が終了するまでに2~3年ほどの期間がかかります。でも、結婚式など人前に出る機会があり、早急に歯並びを改善したいときってありませんか? 
スピード矯正なら、そんな場合でも般的な矯正と比べ約半分の期間で歯並びを改善できます。以下では代表的な2つのスピード矯正をご紹介します。

1.インプラント矯正

歯科矯正

インプラント矯正は歯列矯正用のインプラントを埋め込み、埋め込んだインプラントを支点として、歯を動かしたい方向に引っ張る矯正方法です。矯正用のインプラントは一般的なインプラントと違って小さい器具なので、食事の邪魔になることはありません。

メリット

インプラント矯正は、歯全体を上に引き上げることができるので、笑うときに歯茎が見える「ガミースマイル」を改善できます。また、一般的な矯正では抜歯が必要な場合でも、インプラント矯正ならば、抜歯せずに矯正できるケースもあります。

デメリット

矯正用インプラントは歯茎の下の骨に埋め込むので、必ず外科的な手術が必要になります。手術を受けることができるのは、16歳以上です。16歳未満は顎の骨の成長を妨げる可能性があるのでインプラント矯正はできません。また、インプラントを埋め込んだ部分を清潔な状態に保たなければ、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

2.コルチコトミー法

手術

コルチコトミー法は、歯を支えている骨の一部を切除して、歯を動かしやすい状態をつくり、矯正器具を装着し、自然治癒力を活用しながら無理なく歯を動かすことができる矯正方法です。

メリット

一般的な歯列矯正の場合は、矯正器具を使い無理やり歯を移動させるため2年近くの時間がかかりますが、コルチコトミー法の場合は歯を動かしやすい状態を作ってから矯正器具を装着するので装着期間を約1年に短縮できます。また、歯周病などで歯周組織が弱っている場合でも、歯周組織を保護しながらの治療が可能です。さらに、コルチコトミー治療は本来抜歯が必要な場合でも、抜歯をせずに歯を移動できます。

デメリット

インプラント矯正同様、外科的な手術が必要不可欠な点がデメリットです。また、歯茎の成長を妨げてしまう可能性があるので、成人していないと手術を受けることはできません。

スピード矯正は失敗のリスクが大きい!

綱渡り

矯正治療は一般的には長い時間をかけて歯を動かしていきますが、スピード矯正は短い時間で歯を動かすことができます。

しかし、インプラント矯正もコルチコトミー法も、2017年現在ではまだ新しい矯正方法なので、取り扱っている歯医者さんが多くはありません。また、外科的な手術を必要とするので、優秀な歯科医師に治療をしてもらいたいですよね。そのため、治療を受ける歯科医院をしっかりと選ぶことが重要です。なるべく多くの実績を持っている歯科医師のもとで矯正治療を受けるとよいでしょう。

キレイな歯を素早く手に入れたいなら、スピード矯正!

仲のいい男女

スピード矯正は一般的な矯正に比べて、約半分の期間でキレイな歯並びを手に入れることができる矯正方法です。歯並びの悪さに悩んでいるけど、矯正器具を長期間付けるのがイヤで矯正治療を受けていない人や、結婚式を控えていて素早くキレイな歯を手に入れる必要がある人などは、一度歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか?

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