歯並びの乱れが顔の歪みになるってホント?!その前にできることとは?
歯並びが乱れていると顔が歪む可能性が!
歯並びの乱れと顔の歪みの関係性
歯並びが悪いせいで顔までが歪むかもしれないなんて、ゾッとしますよね。これは、口の周辺にかかる力が関係しているようです。たとえば食べ物を噛むときには、とても強い力が歯にかかり、この力は体重の約2倍といわれています。ところが歯並びが乱れていると、噛んだときに力を正しく分散できず、歯のどこかに強い力がかかってしまうのです。この状態が長い間続くことで、咀嚼筋などの口元周辺の筋肉のバランスが崩れてしまい、顔の歪みに発展してしまうというわけです。
顔を歪ませてしまうかもしれない歯並びとは?
顔を歪ませやすい歯並びはいくつかあるようです。下顎の歯が上顎よりも前に出ている「受け口」や、逆に下顎の歯よりも、上顎の歯が前に出ている「出っ歯」などが、顔の歪みを引き起こすかもしれない歯並びの代表です。歯の位置が大きくずれていて、噛み合わせが極端に悪くなると、顎の骨がカクンカクンと鳴ったり、口が開けられなくなったりする「顎関節症」になる可能性もあるので、早めに治す必要があります。
歯列矯正で歪みのない顔に!
歯並びの乱れを改善するには歯列矯正!
の歪みが気になるなら、歯並びの乱れを治す歯列矯正治療を受けてみるのも選択肢の一つ。以下では主な矯正方法をご紹介していきます。
表側矯正
一般的な矯正方法で、歯の表面にブラケットとワイヤーを付けて歯を引っ張ることで移動させる矯正方法です。矯正器具が目に見えるので、自分でお手入れしやすいのがメリットですが、見た目があまりよくない、金属アレルギーのリスクがあるなどのデメリットがあります。ブラケットは金属製のものを透明なクリアブラケットに変えることで目立たなくすることができます。
裏側矯正
見た目が気になるなら、裏側矯正がおすすめです。歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを付けるので、矯正していることを気づかれにくいというメリットがあります。ただし、裏側に付けているのでなかなか見ることができず、お手入れがしづらい点がデメリットです。
マウスピース矯正
専用のマウスピースを使った矯正方法です。1日のうち長時間マウスピースをはめて歯を異動させていきます。取り外すこともできるので、食事やブラッシングはいつも通り行えます。マウスピースはステップごとに新しいものを作って交換する必要があるため、通院が手間になりがちです。
歯並びの乱れは子供の頃に治した方がいい?
歯列矯正は子供のするものじゃないの?と思っている人も少なくないでしょう。たしかに、子供の頃に矯正をしておけば、骨の代謝がよいので歯が動きやすく、移動にかかる時間が比較的短くなります。しかし、大人になってからでも、歯列矯正はできます。ただし……大人の場合は、歯並びがすでに出来上がってしまっているので、歯が動きにくいことがありますが大人には大人に合わせた治療法があるので歯科医院に相談してみましょう。
歯並びの乱れは、顔以外にも悪影響を及ぼす!
歯並びの乱れは、実は顔の歪みの原因になるかもしれないだけではなく、このほかにもあらゆる面で悪影響を及ぼすことがあるといわれています。そのうち代表的なものを見ていきましょう。
体中が痛くなる
歯並びが乱れていると、食べ物をちゃんと噛むことができませんよね。すると、顎に負担をかけた状態で酷使してしまいます。その結果、顎の位置が徐々にずれてきて、まわりの付随する筋肉が次々に凝り固まってしまい、肩こりや頭痛、腰痛という全身の痛みにつながる可能性があります。
シミやシワが増える
歯並び野乱れが原因で顔が歪むと、顔全体の血液循環が悪くなるので、まれにシミができやすくなりるんだとか。また、顔の筋肉も凝り固まるので、シワの原因にも。でも、まさか……歯並びがシミやシワの原因になるとは思いませんよね。
顔は一度歪んだら歯列矯正だけでは治りません!
乱れた歯並びはさまざまな悪影響を及ぼす可能性があることをおわかりいただけたでしょうか。歯列矯正をすれば顔の歪みは、なくなるんでしょ?と思っている人も多いかもしれませんが、一度歪んでしまうと残念ながら歯列矯正だけでは理想の形に近づけることは難しいかもしれません。日常生活に支障が出る場合は形成外科などでも治療を受ける必要が出てきます。そうならないためにも、顔が歪むまで歯を放っておかず、歯科医院に相談してみましょう。