メタボの方必見! 口臭と体臭の改善方法を教えます

2017.05.18 health渡辺蘭

メタボになると口臭と体臭がきつくなるメカニズム

鼻をつまむ男性

メタボの人は体臭がきつくなるといいましたが、厳密にいうとメタボの人がかく汗は独特なニオイを放っているのです。なんとなく「太っている人は体臭がキツイ」というイメージを持ったことはありませんか?

これはあながち間違いではなく、メタボになる人は甘いものや脂っこいものをたくさん食べがちで暴飲暴食をする傾向にあります。そのため胃の機能が低下していて、消化不良を起こす可能性が高いのです。

消化不良を起こすと、体内で悪玉菌が増殖し体臭の元になる悪臭物質を体内に溜め込んで、汗と一緒に放出するため、汗がクサくなってしまいます。また、この悪臭物質は汗をかく機会がなければ、体内に溜まったままの状態になるのです。

体内に溜まった悪臭物質は行き場をなくすと、血液に混ざり全身を巡って肺に到達します。そして口臭として身体の外に放出されるのです。そのため、メタボになると体臭がきつくなることに加えて口臭が発生します。

メタボによる口臭と体臭を改善する3つの方法

口臭と体臭の原因がメタボの場合、制汗スプレーやマウスウォッシュなどによる対策では根本的な改善にはなりません。そこで、メタボによる口臭と体臭を改善するための方法をご紹介します。

1.適度な運動をする

運動する女性

メタボで発生した口臭と体臭の改善にもっとも適していると言える方法は、適度な運動です。内臓脂肪を落とすために運動が効果的というのは当たり前のことかもしれませんが、内臓脂肪を落としながら口臭や体臭の改善が期待できるためオススメです。

ウォーキングやジョギングなど軽めの運動をすると、血液の循環がよくなり胃液の分泌も活発になります。すると消化不良を起こしづらい身体をつくることができるので、体臭と口臭の両方の改善が期待できます。しかし、普段運動不足の人がいきなり無理をして長時間ジョギングなどをしてしまうとケガをしやすいので、まずは10分くらいのウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか?

2.腸内環境を整える

ヨーグルト

運動と並行して腸内環境を整えることも大切です。前述したとおり、メタボの人が胃で消化不良を起こしている場合は、腸内環境も乱れて悪玉菌が発生している可能性があります。悪玉菌を減らすためには、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む製品やサプリメントなどを取り入れて、腸内環境を整えましょう。悪玉菌よりも善玉菌が多くなれば胃や腸内の悪臭物質が減るので、口臭や体臭が発生しづらくなります。

3.肉類の多量摂取を控える

お肉

メタボを改善するためには、運動と並行して食事制限も効果的です。そのため、肉類の摂取を必要最低限にするだけでも、口臭と体臭の改善を期待できます。
これは悪玉菌が原因の悪臭は、タンパク質が分解されて食べ物が腐敗するときに発生するからです。タンパク質の元になる肉類の摂取が多いと、それに比例して口臭や体臭が発生しやすくなります。

逆に、野菜をたくさん食べるようにして食物繊維を摂ると胃や腸に溜まった老廃物を身体の外に排出できるので、さらにニオイの発生を抑えることができるでしょう。

メタボによる口臭と体臭を改善してモテましょう!

ダイエット

みなさんのお腹回りは大丈夫ですか? 
メタボになると口臭や体臭が発生して、周りの人に不快な思いをさせてしまっている可能性も考えられるので、早めに改善したいですよね。

そのために、根本的な原因であるメタボを解消しながら、口臭や体臭を改善するために適度な運動をしてみてください。

それでも、メタボを解消することができない場合は、医師に相談してみましょう。病院にはメタボを本格的に治療するための「ダイエット治療」などを行っているところもあるので、まずは気軽に電話で問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?

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