親知らず抜歯後に起こる後遺症！実績の多い歯科医院を選ぶには？

抜歯後に多い後遺症

頭痛

抜歯後、こめかみあたりの頭痛に見舞われることがあります。この理由に関してはさまざまな説がありますが、緊張性頭痛という説が比較的有力であるとされています。

噛み合わせが多少なりと以前とは変わるため、食べ物を噛むときに片側だけを使うようになると、顎の筋肉が緊張し頭痛が起こりやすくなります。

知覚鈍麻（ちかくどんま）

下顎には、三叉神経のひとつである“下顎神経”があります。この神経は、頬や舌の神経などの役割を果たしていますが、親知らずを抜歯した影響で稀に神経が傷つき、下顎の前の方が痺れる“下歯槽神経麻痺”や舌の半分から前が痺れる“舌神経麻痺”などが発生することがあります。

知覚鈍麻はとても稀な後遺症で経験を積んだベテラン歯科医師でも麻痺が現れることがあります。麻痺が出てしまった場合は、傷ついた神経が回復するまで待つ、もしくは、手術により切断されてしまった神経を縫合する“神経縫合術”など必要です。

上顎洞穿孔（じょうがくどうせんこう）

上顎の親知らずは、上顎洞（じょうがくどう）の近くに生えていることがあります。上顎洞とは副鼻腔のひとつで、吸気の加湿や加温、骨の重さを軽量化するなどさまざまな役割を果たしている部分です。

親知らずを抜くことで大きな穴が空いてしまい、上顎洞と口腔内がつながった状態になってしまう上顎洞穿孔を起こすことがあります。4mmほどの穴の場合は自然治癒することもありますが、それよりも大きい穴が空いてしまった場合は、上顎洞を塞ぐ手術が必要になることが濃厚です。

実績の多い歯科医院を上手に選ぶ3つのポイント

1.ホームページを確認する

実績の多い歯科医院を選ぶ1番のポイントは、歯科医院のホームページを確認することです。ホームページには、その歯科医院で過去に行われた治療の症例写真や治療法が掲載されていることがあります。

親知らずの場合も、過去に施された治療内容を分かりやすく解説しているような実績のある歯科医院を選ぶといいでしょう。ただ、ホームページを持たない歯科医院でも実績がある歯科医院は多くありますので、あくまでも参考のひとつとして捉えましょう。

2. 症例写真が待合室などに貼ってあるか

歯科医院に実際に足を運ぶと、受付や待合室付近に治療の症例写真などが貼ってあることがあります。親知らずの場合は、抜歯前と抜歯後の状態などの写真を貼っていることが多いです。これらを参考にするのも実績の多い歯科医院を選ぶポイントです。

3. 大学病院を選択肢のひとつにする

大学病院は問診や検査などをしっかりと行ったうえで治療を行うため、初めて親知らずを抜歯する方にとっても安心です。安全性が高く、難しい症例でも対応してくれるところが多いのも特徴といえます。

歯科医院をしっかりと選び後遺症のリスクを減らしましょう

抜歯するケースが多い親知らずですが、抜歯したことで発生する後遺症があることをしっかりと把握し、後遺症を残さないためにも信頼できる歯科医院を選びましょう。そうすることで後遺症のなく、抜歯後も快適に過ごせる可能性が高まるはずです。

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