8月8日は「歯並びの日」~今日は何の日シリーズ第1回~

2017.08.08 newsHa・no・ne編集部 編集長I川

矯正治療の普及・啓蒙を目的に制定された歯並びの日

歯の記念日は、実はほとんどが語呂で日付が決まっている点が面白いところ(笑)。8月8日の歯並びの日も例外ではなく、8(歯)と8(笑い声のハ)で「ハハハ」と素敵な笑顔を連想させることから、日本臨床矯正歯科医会が2008年に制定したそうです。やっぱり何かの記念日は覚えやすいことが一番なんですね(笑)。

日本臨床矯正歯科医会は、矯正歯科専門開業医の全国組織です。1973年に発足し、現在の会員数は500名以上。自分たちを「オルソドンティスト(矯正治療に特化した歯科医師)」と称しており、歯科医師でありながら虫歯や歯周病などの一般的な治療を行わない点が特徴です。単に見た目の美しさを追求するだけではなく、噛み合わせの改善、咀嚼(そしゃく)機能の向上、口全体の健康増進など総合的な矯正治療に取り組んでいます。

日本臨床矯正歯科医会は、歯並びや噛み合わせに特化したまさに“矯正歯科のスペシャリスト”と呼べる存在。そんな矯正歯科に情熱を燃やすメンバーたちが、よりよい噛み合わせときれいな歯並びによって心身の健康を育むことを目的に制定したのが歯並びの日なのです。歯並びの日を一般の方に浸透させることで、矯正治療のさらなる普及・啓蒙を目指しています。

審美・機能の両面において非常に重要な歯並び

日本臨床矯正歯科医会では2009年に全国の10~50代の男女計1,000名を対象に『歯並びと矯正歯科治療』に関する意識調査を行いました。その結果、歯並びは第一印象を左右すると回答した人がなんと72.6%。半数以上が相手の歯並びを気にしているそうです。特に男女の出会いの場や商談や面接の場など、第一印象が重視されるシーンではきれいな歯並びの方が好感をもたれやすいというのは、一般的な認識と言っても過言ではないでしょう。

また、歯並びが整っておらず、噛み合わせが悪いことでお口周りのトラブルにもつながりかねません。「顎が痛い」「口が開かない」「カクカクと音が鳴る」という症状が特徴の顎関節症や、歯を失う最たる原因である虫歯や歯周病につながる危険性があります。歯並びや噛み合わせのバランスが悪いと歯磨きもしづらくなるため、口の中を衛生的に保つことが難しくなるのです。そうした歯並びのお口の病気に関するリスクへの認知は、まだまだ浸透しきれていないということも上記の意識調査からも伺い知れます。

8月8日を自身の歯並びに意識を向ける日に

歯並びはお口周りにおける審美・機能の両面において少なくない影響を与えます。そのため、すぐに矯正治療を受けるべきとまでは言いませんが、日本臨床矯正歯科医会が主体となって進めているように、自身の歯並びにまずは関心を持つことが大切です。以前から歯並びが気になっていた方であれば、まずは歯科医師に相談してみましょう。矯正治療は小さい子が行うイメージですが、実は年齢は関係ありません。まずは一歩を踏み込んでみることが大切です。

また、普段は歯並びを気にしていなかった方も鏡で口元をチェックしてみましょう。歯並びが思わぬお口の病気の原因となることもあります。まずは自身の歯並びについて、きちんと把握したうえで最適な対応を行うようにしましょう。人が生きるうえで歯は重要な役割を担っているだけに、自身の歯並びに関して無関心でいられる人はいないはずです。それだけに、8月8日をきっかけに自身の歯並びを意識してみてはいかがでしょうか。

今日は何の日シリーズ第2回は、8月21日の『ホワイトティースデー』を取り上げます。乞うご期待!

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【プロフィール】 編集長I川

編集長I川

スポーツメディアの編集部から転職し、2014年にフリーセルに入社したエディター。200社以上のWebサイトライティングと20社のコンテンツマーケティングに携わった経歴を持つ。自分で執筆するよりも編集することを好み、一次情報に付加価値を加えてより魅力的な情報にして発信することを信条としている。Ha・no・neに携わるようになってから自身の歯の着色が気になるようになったが、毎日のコーヒーと3日の1回はカレーを食べる習慣はどうしても止められないようだ。

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