朝起きた時のイヤ~な口臭の原因と対処法

2017.11.14 health福本春香

そもそも、なぜお口が臭うの?

ニンニクを食べ過ぎたり、何日も歯磨きをサボったりしたわけでもない……。でも、お口が臭うのはなぜでしょうか?それは私たちの口腔内には常時1,000~2,000億個という細菌が棲んでいるからです。これらの細菌の一部が粘膜からはがれた組織や血球成分、食べかすなどのタンパク質を分解することで臭いのもととなるガスをつくり出しているのです。

そのガスには卵が腐ったような臭いの「硫化水素」、魚が腐ったような臭いの「メチルカプタン」、生ごみのような臭いの「ジメチルサルファイド」などが含まれ、これらが混ざり合ってイヤ~な臭いの口臭を発するのです。

朝イチの口臭がもっともきつくなる原因とは?

誰にでも起こる口臭は「生理的口臭」と呼ばれています。では、なぜ朝起きたときが一番きつくなるのでしょうか。それは主に次のようなことが原因と言えます。

原因1:歯磨きが不十分

歯磨きのときに歯ブラシ1本だけで磨いている場合、どんなに時間をかけてていねいに磨いても磨き残しは避けられません。歯ブラシの構造上、歯と歯の間や奥歯の裏、歯ぐきの溝に溜まった細菌までは完ぺきに除去することができないからです。

そのため、口臭の原因物質が溜まりやすくなります。さらにこの状態が続くと虫歯や歯周病のリスクも高まり、口腔内の環境は悪化していきます。

原因2:唾液の分泌の低下

唾液は口の中の食べかすを洗い流してくれたり、細菌の増殖を抑えてくれたりする働きをしています。しかし、睡眠中は唾液の分泌が低下するため臭いの原因をつくる細菌が繁殖し、増殖してしまうのです。これらが磨き残しによる口腔内の汚れを分解することで、寝ている間にどんどん口臭の原因がつくられていきます。

原因3:口呼吸になっている

もともと口呼吸するクセがあったり鼻がつまっていたりすると、寝ている間に口で息をしてしまうことがあります。そうすると口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。

朝起きたときの口臭を軽減する方法

朝起きたときの口臭の原因は、主に口腔内の細菌によるものです。そのため細菌を減らせば減らすほど臭いのもとはなくなります。以下のような対策をすることで、気になる口臭を改善していきましょう。さらにうれしいことに、お口のネバつきを軽減する効果も期待できます。

対策1:歯磨きにフロスやワンタフトブラシを使用する

磨き残しやすい細かな部位は、歯ブラシ以外のデンタルケアグッズを使用してキレイにする必要があります。デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れや歯ぐきの溝に溜まった汚れまでしっかり絡め取ることができます。

またワンタフトブラシを使用することで、歯と歯ぐきの境目や奥歯の方まで汚れを落とすことができます。まずは歯科医院で磨き残しをチェックしてもらい、ご自身に合った道具と磨き方を教えてもらうのがオススメです。

対策2:寝る前にきちんと水分をとる

口の中の乾燥対策として、水分をとるようにしましょう。口の中が潤ううえ、体内に水分をキープすることができます。そうすれば寝ている間も唾液が分泌されやすくなり、細菌の増殖を防ぐことができるため口臭予防となります。

寝ている間にマスクをつけるのも、乾燥防止として有効です。またアルコールは体から水分を奪う原因となってしまうので、飲み過ぎには注意が必要です。

対策3:口呼吸を改善する

起きているときに口呼吸していたら鼻呼吸に切り替える、寝ている間に口を閉じる専用のアイテムを使用するなど、できるだけ鼻呼吸に切り替える工夫をしましょう。

歯並びの関係で口が閉じにくい場合は歯列矯正治療が必要となることがあるので、歯科医院で相談することがオススメです。また鼻炎が原因の場合は、しっかりと耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。

口臭の原因を知ったうえで適切な予防を

口臭のきちんと原因を知ったうえで予防することで、朝起きたときの口臭は改善できます。朝の目覚めが爽やかだと気分がよく、1日の始まりとしていいスタートがきれますよね!口臭が気になっていたという方は、さっそく上記で紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい

レコメンド

関連記事