乾燥で唇の皮がぺろっと剥ける?冬前に知っておきたい対策

2017.11.15 health根岸

唇の皮が剥ける原因

唇の皮が剥ける主な原因には、生活習慣やクセ、体質に合わない化粧品によるものなど、以下の4つが挙げられます。

原因1:暴飲暴食

日ごろから暴飲暴食をしたり、辛い食べ物などの刺激物を摂りすぎていたりする人は、胃の不調によって唇の皮が剥けている場合があります。東洋医学では胃と唇は関連性があると言われており、食べ過ぎなどが原因で胃に負担をかけすぎると唇の皮が剥けやすくなるようです。

原因2:唇を舐めるクセ

唇が乾燥しているときや緊張しているとき、無意識のうちに唇を舐めるクセがある方もいるでしょう。実はこの行動、唇に潤いを与えるどころか逆効果になってしまいます。唇の表面に付着した唾液が蒸発する際に、唇の水分も一緒に蒸発させるため乾燥させてしまうのです。

原因3:口紅・リップクリーム

保湿効果のある口紅やリップクリームは、潤いのある唇を保つために欠かせないアイテム。しかし、含まれている成分によっては、唇にダメージを与えてしまう場合があります。化粧品などに含まれている合成香料や合成着色料などの刺激によって、唇の皮が剥けてしまうのです。とくに、敏感肌の人は刺激を感じることもあるため、口紅やリップクリームを選ぶ際には成分にも気を配りましょう。

原因4:唇の乾燥

唇が剥ける最大の原因は乾燥によるものです。人の肌は最下層にある皮脂腺という器官から皮脂が分泌され皮脂膜を形成。皮膚の表面を薄い膜で覆うことで肌の乾燥から守ったり、保護したりする働きがあります。

しかし、唇の皮膚には皮脂腺がないため皮脂膜を作ることができず、適切なケアを行わない限り乾燥し続けてしまいます。また、唇は皮脂自体が薄く、肌の潤いを留めておく力が弱いので、空気の乾燥などの外的要因によって乾燥してしまうことが多いようです。

唇が乾燥している場合の適切な対処法とは?

原因がわかっていても、改善するための行動に移すのは難しいもの。そこで、唇が乾燥してしまった際に、お手軽にケアするための対処法を紹介します。

ケア方法1:はちみつパックをする

この方法は、唇の皮剥けだけでなく、唇が乾燥で切れてしまった場合にも効果的です。はちみつには保湿効果や角質を落としてくれるピーリング効果が期待できます。また、肌荒れを整えてくれるビタミンB群などが含まれているため、皮の剥けた唇の改善が期待できます。

ケア方法2:ワセリンを塗ってマッサージする

保湿効果のあるワセリンを使用して唇をマッサージすることで、唇の荒れを改善します。マッサージによって血行がよくなるので、健康的なピンク色の唇に戻ることが期待できます。ワセリンには、黄色ワセリンと白色ワセリンの2種類があり、敏感肌の人は、不純物を取り除いた「白色ワセリン」を使用するのがおすすめです。

ケア方法3:リップを落とすときはオリーブオイルで

メイクを落とす際にティッシュなどを使ってリップメイクを落としている方も多いでしょう。しかし、唇に刺激が加わることで皮が剥ける原因になってしまうことがあります。

唇に刺激を与えずメイクを落とすには、「食用のオリーブオイル」がよいと言われています。リップメイクを落とす際には指の先端で唇に円を描くようにオイルを馴染ませて落とすとよいでしょう。もちろん、ポイントメイクリムーバーを使用しても大丈夫です。

自分の好きな口紅を使用するために、まずはベース作りを大切に……

唇の皮が剥けていると、リップメイクの乗りが悪くなるだけではなく、不健康なイメージを持たれてしまうかもしれません。流行のリップメイクであるティントは一般的な口紅よりも刺激が強く、普段の唇ケアが重要です。冬に向けて今日からしっかりと取り組めるケアを実践して、潤いのあるぷるぷるの唇を手に入れましょう。

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