お菓子選びによって虫歯予防が期待できるワケ

2018.01.16 healthアオイ

虫歯予防をするためには……?虫歯になりやすい、危険なお菓子

虫歯になりやすいお菓子というのは、糖分が多く含まれており、口の中に長い時間残ってしまうことで虫歯菌のエサになり得るのです。そのため、普段からお菓子を頻繁に口にしていると、非常に虫歯になりやすいとされています。数多くのお菓子に砂糖、果糖、ブドウ糖という糖分が含まれています。また、糖分が少なくても、口腔内を酸性の状態で長時間保ってしまうものは、歯に悪い影響を与えてしまうので注意が必要です。

虫歯を予防する最善策はお菓子を食べないことになりますが、「それは難しい」という方も多いでしょう。では、虫歯予防を心がけるうえでは、以下のお菓子をなるべく避けることをおすすめします。

・飴、キャラメル
口の中への滞在時間も非常に長いものです。糖分の塊を摂取しているという認識を持つべきです。

・クッキー
バターが大量に入っているため高カロリー、糖分も非常に多いです。また、クッキーのカスが口の中に残りやすいとされています。

・ケーキ
バターや糖分が非常に多く、食べカスが歯にくっつきやすいお菓子です。ケーキを食べる際は、こまめに切って小さいサイズにして食べるようにしましょう。こうすることで、しっかりケーキを噛むことができ、ケーキのカスが歯にくっつきづらくなります。

・チョコレート
糖分を非常に多く含み、他のお菓子にくらべても歯につきやすいため、注意が必要です。さらに、チョコレートは習慣化してしまいがちなので、ここも要注意です。

虫歯になりにくいお菓子もあるって本当?

虫歯になりやすいお菓子がある一方、以下で紹介するように虫歯になりにくいお菓子も存在します。

・氷菓(アイス)
口の中に入っている時間が比較的短いため、甘いものを選ぶ際に他のお菓子よりも虫歯になりにくいと言われています。

・スナック菓子
砂糖が比較的少ないことや、サクサクとした食感は噛み砕きやすく、食べカスが口腔内に残りづらいと言います。

・ガム(糖を多く含まないもの)
ガムの中でも、甘みの少ないガム・シュガーレスガムはおすすめです。ガムを噛むことで唾液の分泌が促され、虫歯になりやすくする酸の中和に役立ちます。

また、砂糖の代わりにキシリトール、ソルビトール、ステビアといった甘味料を使用しているお菓子を選ぶのもよいでしょう。砂糖のような甘みを感じますが、虫歯に他にも、お菓子ではありませんが、果物・さつまいも・かぼちゃなども砂糖のような甘みを感じることができるうえ、健康にも良いとされているのでおすすめです。

虫歯にならないために……。お菓子を食べるときの3つのポイント

1.だらだらと食べないこと

お菓子が口の中に長時間入っていると、口腔内の環境が虫歯になりやすいとされている「酸性」に傾いてしまいます。お菓子を食べる時はだらだらと食べず、食べる量と時間を決めておきましょう。

2.糖分を多く含むお菓子を食べすぎない

糖分を多く含むお菓子を食べることで、虫歯菌が活発になり酸を作り出します。歯の表面をコーティングしているエナメル質は酸に弱く、溶かされてしまうと虫歯ができやすい状態になってしまいます。糖分を多く含むお菓子を、頻繁に食べることは避けましょう。

3.飲み物の食べ合わせを考える

お菓子を食べるときは、砂糖がたっぷり入っている炭酸飲料やジュース、スポーツドリンクなどは避け、水やお茶といったものを選びます。虫歯になりにくいお菓子を選んでも、甘い飲みものが糖分を運んでくることで虫歯菌が活発になることもあります。水などで口腔内を洗い流し、食べカスなどで虫歯になるリスクを軽減するようにしましょう。

虫歯になりやすいお菓子とは上手に付き合う

お菓子選びを上手に行うことで虫歯になるリスクを軽減できます。ただし、虫歯になりやすい甘いお菓子の誘惑に負けてしまうことは少なからずあるでしょう。そうした場合は、食べた後のケアをいつも以上に徹底することが大切です。また、虫歯になりにくいお菓子でも、虫歯になるリスクは少なからず存在します。普段から虫歯にならないように、口腔内環境に配慮した生活習慣を心がけてください。

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