歯科医院での歯のクリーニングとは?ホワイトニングとの違いは?

2018.07.26 healthオオタカ

歯科医院で受ける歯のクリーニングとは

小児歯科

歯科医院でのクリーニングは、主に歯についた歯垢・歯石や着色汚れなどを取り除くことを目的としています。キレイな状態を保つことで虫歯や歯周病の予防のほか、歯本来の白さを保つためのケアとしても効果的です。

歯磨きと歯科医院のクリーニングの違い

・歯磨きの特徴:キレイにケアしても必ず磨き残りが出る
歯ブラシによる歯磨きでは、どんなにしっかり磨いても必ず磨き残りが出てしまいます。特に歯と歯の間や歯と歯ぐきの間に磨き残りが出やすく、歯垢や歯石となり、虫歯や歯周病の原因になります。

特に一度できた歯石は歯磨きでは取り除くことが非常に難しくなります。また、歯磨きでは食品やタバコによる着色汚れも完全に取り除くことも困難です。歯磨きにプラスしてケアする意識が重要になります。

・歯のクリーニングの特徴:歯の汚れを効果的に除去
一方の歯科医院での歯のクリーニングは、こびりついた歯垢や歯石、着色汚れをしっかりと取り除くことが可能です。

超音波スケーラーやハンドスケーラーという専門器具を使用して、歯科医師や歯科衛生士が歯の隅々までこびりついた歯垢や歯石、着色汚れを取り除きます。また、PMTCという方法ではフッ素入り研磨剤を使用してさらに歯垢・歯石を除去し、着色汚れ解消に導きます。

歯科医院での歯のクリーニングの効果

・歯垢や歯石の除去
歯のクリーニングでは歯と歯や歯ぐきの間にこびりついた歯垢や歯石を取り除きます。歯垢や歯石は細菌の温床で虫歯や歯周病の原因になりますが、歯のクリーニングを行うことで虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境を維持できます。

・歯を本来の白さに近づける
歯のクリーニングでは歯の表面についた着色汚れを取り除くことで、歯本来の白さに近づけます。着色汚れにより歯はデコボコしてしまい、歯に汚れがさらに付着する原因にもなりますが、着色汚れを取り除くことで歯に汚れが付きにくくなり口腔内環境も良くなります。

・口臭の予防に
歯垢や歯石は細菌の塊なので、歯垢や歯石が多く付着していると口臭のリスクも高まります。歯のクリーニングは歯垢や歯石を取り除き口腔内環境を良くするので口臭の予防にもつながります。

・虫歯や歯周病などの予防・早期発見に
歯のクリーニングは歯垢や歯石を除去するので、虫歯や歯周病の予防に
つながるのはもちろん、早期発見・早期治療も期待できます。歯科医師に口腔内をチェックしてもらうことで、お口の異変に気付いてもらいやすくなります。

歯のクリーニングの種類と金額

・保険適用のケース
歯のクリーニングは歯周病などの予防を目的とした医療行為なので、一般的に保険適用になります。治療は通常複数回通院が必要となり、料金は3,000円程度が一般的です。

・保険適用外のケース
より歯を白くしたい、効果的に歯周病予防などをしたい方には保険適用外の歯のクリーニングを受けることもできます。保険適用外の場合は専用器具とフッ素ジェルを使うPMTCが一般的です。料金は5,000円から20,000円程度と歯科医院によって違いがあります。

歯のクリーニングとホワイトニングの違い

ホワイトニング

歯をキレイにするクリーニングについて触れてきましたが、多くの方が興味を持っているホワイトニングとはどのような違いがあるのでしょうか?混同しがちな2つの施術の違いについて説明します。

本来以上の白さを求めるならホワイトニング

歯のクリーニングでは専用の器具を使って着色汚れを除去し、歯の持つ本来の白さに近づけます。このため、真っ白な芸能人のようなキレイな歯が手に入るとは限りません。

一方のホワイトニングは過酸化水素や過酸化尿素といった漂白成分の入った薬剤を使用し、歯にしみ込んだ着色汚れを分解し、さらに漂白していきます。このために歯を本来の色以上に白くすることができます。

歯のクリーニングは定期的に受けましょう

クリーニング

歯磨きだけのケアでは、必ず磨き残りが出てしまいます。定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受け、虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境つくりを心がけてください。そうすることで歯の健康にも美容にもつながるはずです。

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