かかりつけの歯医者の条件は〇〇を重要視!?～歯の本音調査第6回～

何度も通う場所だからこそ“近くて安い”が一番!?

もっとも多かったのは、100人中34人が答えた「近所でなるべく安い金額で治療を行えること」でした。歯科医院に通うことを面倒に感じ、負担になっているという意見が多く見られました。そういう方は治療を途中で投げ出すことがないよう、通いやすい近場を選ぶ傾向にあるようです。

また、仕事が忙しい人はオフィスの近くで探すという声も。完全予約制でない医院の場合は、待ち時間なども含めると時間がかかるため、近場のほうがいいという意見もありました。さらに赤ちゃんや小さなお子様を連れて通う方は、遠ければ遠いほど負担になります。そのため、できるだけ近場で済ませたいという結論に至ったようです。

金銭面に関しても、ほとんどの方が何度も通うことで費用がかさむのを気にしていました。そのため、まずは安さを第一条件と考えているようです。ただし自費診療などの高額な治療は、その分長持ちしたり審美面でよりキレイに仕上がったりするなどメリットがあります。一生使う大切な歯だからこそ、まずは説明を受けて納得したうえで金額を考慮したいですね。

先生とのコミュニケーションはものすごく大切

1位と僅差で次点となったのは、100人中32人が答えた「先生が気さくで話しやすいこと」という条件でした。口の中は自分では見えにくいので、痛みが出たり異常があったりすると不安になります。また、治療中は何をされているのかわからず、恐怖を感じる方も少なく内容です。だからこそ専門家の説明はしっかり受けたいと考えている方が多い印象でした。

また、先生と気兼ねなくコミュニケーションが取れ、不安や疑問を解決できる歯科医院を選ぶ人が多いようです。最近では治療前のカウンセリングや対話に十分な時間を設ける歯科医院が増えているので、初診の前にホームページでチェックしてみるのをおすすめします。

また、中には口調の荒い先生に対応してもらって嫌な思いをしたという体験談も。威圧的な先生が相手だと、聞きたいこともなかなか聞けませんよね。だからこそ気さくで話しやすい先生が支持を集め、多くの人が歯医者に対して何でも相談できる安心感を求めていることがわかります。

院内に清潔感があると信頼度もアップ！

3番目に多かったのが、100人中29人が答えた「院内がきれいで設備が整っていること」という条件です。これもまた1・2位と僅差でした。

やはり医療機関、特に口の中の診療ということもあり、衛生面を気にかける声が多い印象でした。あまり古い歯科医院だと不安という声もあり、設備のきれいさが清潔感を高め、信頼感をアップさせているようです。中には「設備があるということはそれなりに腕があるということだと思う」と、設備面に絶大な信頼を抱いている人も。インターネットで院内の写真が簡単に閲覧できるだけに、院内のきれいさや設備をしっかりチェックして選んでいることがわかります。

歯科医師の名声を重要視するのは少数派に

100人中5人という少数派が重視している条件は、「先生が学会の名医であること」でした。治療目的で歯科医院に通うのであれば、先生の腕はとても重要です。そのため、治療を効率的に進めるために過去の経験や知識があって信頼できる先生にお願いしたいという意見もありました。

また、「以前抜歯後に菌が入って痛い思いをした」という声も。せっかく治療を終えたのにトラブルが起きてしまうのは残念です。たとえ費用が安くてもすぐに再治療になってしまえばまたお金がかかりますし、設備が整っていても経験が浅いとうまく使いこなせない可能性もあります。そういった問題を回避するためにも、費用や設備だけでなく歯科医師の経歴までしっかり調べておけば安心して通うことができるかもしれません。

信頼できる先生であることが何より重要

たくさんある歯科医院の中で「ここだ！」というかかりつけの医院を決めるのは、簡単なことではありませんよね。しかし、虫歯や歯周病の治療はもちろん、生涯にわたりお口の中を健康的に保つためには、定期的なメインテナンスが欠かせません。近さや安さはもちろん重要ですが、みなさんのお口をしっかり守ってくれる歯医者であることが何より重要です。何でも相談できて不安を解消できる歯医者に出会えるよう、しっかりと下調べすることをおすすめします。

▼▼これまでの歯の本音調査まとめ
歯の本音調査結果報告！20回分の記事まとめ

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