口紅に使用期限があるって知っている?正しい使い方と保管方法
使用期限切れの口紅に注意!
気にされていないけど大切!?口紅の使用期限とは
口紅の使用期限は薬機法で制定されている
ちょっと小難しい話ですが、薬機法(旧薬事法)の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第五十条第十四号等の規定によって、化粧品も種類によって使用期限の記載が義務づけられています。
それぞれのアイテムの種類によってその使用期限はさまざまですが、いくら未開封のものだとしても3年経過している場合は使用を控え、処分することをおすすめします。また、開封している場合は、その瞬間から劣化が始まっているため、未開封の際と同じだけ使えるということではないので注意が必要です。劣化しないうちに使い切ることが大切だと言えるでしょう。
開封後の口紅の使用期限
多くの人は開封後の口紅の使用期限を知りたいのではないでしょうか。開封すると口紅が空気に触れるため、酸化が始まります。また、唇に塗ったときに付着した菌が繁殖することもあります。そのため、開封後の使用期限は未開封の場合に比べてずっと短くなるのです。
口紅の劣化スピードは使用方法や保管方法によって異なりますが、どんなに長くても半年以内に使い切ることをおすすめします。これ以上古くなった口紅を使うと、唇が荒れる原因になりかねません。「いつ購入したか忘れてしまう……」という人は、口紅のパッケージに購入日、あるいは使用開始日をメモしておくといいかもしれません。
こうなったら注意!口紅使用NGのサイン
開封して半年くらいの間の口紅は、捨てるべきなのかどうか悩むこともあると思います。そこで劣化した口紅の見分け方についても解説します。
まず、唇に塗ったときに刺激を感じる口紅は使用NGです。口紅を塗ったときに唇がヒリヒリすると感じたら、それは危険信号。買い替え時だと言えます。口紅が劣化したのではなく体質が変わった可能性もありますが、どちらにしても塗ったときに刺激を感じる口紅は使わない方がいいでしょう。
また、匂いが変わるのも口紅が劣化したサインの1つです。口紅は酸化すると独特な匂いを発するようになります。唇に塗っているときにふと変な匂いを感じたら、それは劣化した口紅が原因である可能性大。匂いの変化に気づいた時点で、使用中止することをおすすめします。
そして、口紅が以前よりも硬くなったときも口紅を替えるタイミングです。口紅は種類によっては酸化すると硬くなることがあり、唇に塗った後の仕上がりも変わってしまいます。ただし、絶対に使ってはいけないというわけではありません。どうしても使いたいときには、オイルを混ぜて使うと比較的きれいな仕上がりになりますよ。
口紅を長く使うための保管方法
口紅には使用期限があり、ある程度の時間が経つと必ず劣化してしまいます。しかし、正しく保管することによって劣化のスピードを遅くすることは可能です。口紅を長く使いたいのであれば、まずは保管方法を見直しましょう。
一番の基本は、使ったらすぐにキャップを閉めること。キャップを外したまま放置していると、口紅表面が乾燥して劣化が早まってしまいます。そして、使い終わったら直射日光が当たらない、高温多湿を避けた場所を選んで保管してください。特に夏はよく考えて保管場所を選びましょう。
なお、冷蔵庫で口紅を保管するのはおすすめしません。なぜなら、冷やして口紅表面に水滴がつくことによって品質が落ちてしまうからです。唇に塗ったときの発色も変わってしまいます。口紅の保管場所は、冷蔵庫以外で探してみてください。
口紅は使用期限が切れる前に買い替えましょう
口紅は唇に直接塗るものだけに、口から体内に入ってしまうこともあります。そのため、使用期限が切れた古い口紅を使い続けるのはNGです。たくさん残っている場合はもったいないと思うかもしれませんが、割り切って新しい口紅に買い替えましょう。
また、たくさんの口紅を持っている場合は保管方法が大切なポイントになります。正しく保管して、お気に入りの口紅を少しでも長く使えるようにしてくださいね。