ホームホワイトニングは「歯ぎしり防止用マウスピース」で代用してもOK?~ちぃ先生の手記第60回~

2019.07.17 dhちぃ先生

人気のホームホワイトニングとは

自宅でできるホームホワイトニングの方法とメリットは?

ホームホワイトニング



ホームホワイトニングは、歯科医院に何度も通わずに自宅でできるホワイトニングの1種です。もちろん自宅以外でも、道具と材料があればどこでもおこなえます。歯磨きをしたあと専用のマウスピースに、ホームホワイトニング用の薬剤を入れて装着するだけ。誰でも簡単にできることと、自宅で自分の好きなタイミングで歯を白くすることができるのが人気のポイントでしょう。

マウスピースを作る予算は、歯科医院によりますが、だいたい1万円〜3万円くらいが相場のようです。詳しくは歯科医院へお問い合わせください。

「マウスピース」は市販と歯科医院でつくるもので違いがあるの?

歯科医院



歯科衛生士の資格を持つちぃは、実はあまり市販で売っているのを見たことがないのですが……中にはスポーツ用のマウスピースや、海外でホワイトニング剤を買うと付属になっているアイテムもあるようです。

それに比べ、歯科医院でマウスピースを制作すると、歯型をとり自分の歯並びにぴったりなオーダーメイドのマウスピースをつくることができます。歯にぴったりと密着するので、薬液が歯に的確に塗れずムラになってしまったり、流れてしまい誤って薬液を飲み込むリスクが少なくなります。

また、歯科医院で作成するホワイトニング用のマウスピースは、歯の表面に当たる部分に「液溜まり」を作るので、より効果的なサポートをおこなえます。

さらにホワイトニングに注力している歯科医院では、ハードタイプ・ノーマルタイプ・ソフトタイプなど、自分の好みのつけ心地に合わせて、マウスピースの素材を選べるケースもあります。固いマウスピースが苦手な方にもおすすめできます。

歯ぎしり防止用マウスピースなどで代用できそうだけど実際は…

歯ぎしり用



歯科医院によっては、マウスピースの素材や厚みに区別がないので、全く区別がないところなら代用品を使える可能性があります。しかしながら、基本的には材質や厚さ、カットの方法が異なるので、ホワイトニング専用のマウスピースを使用した方が効果的でしょう。

それに、例えば歯ぎしり用のマウスピースは、歯が噛み合わさる咬合面のみを覆う場合が多く、その場合は歯の歯茎のほうまでカバーせず、歯の中ほどでカットしてしまいます。ホワイトニングをするためには歯の表面全てを覆う必要があるため、咬合面だけのマウスピースではホームホワイトニングの代用としては不適合だと考えられるでしょう。また、スポーツ用のマウスピースも用途が異なるので、代用品として使うのは疑問が残ります。

最近はマウスピース矯正をしている方も多いでしょう。材質的にはホワイトニングに使用してもいいと思いますが、歯を動かすために突起や小さな穴が空いているので、部位によっては薬液を満足に注入できない部分もあるはずです。

このように、代用品ではなく、きちんと歯科医院で制作したホームホワイトニング用のマウスピースの使用をご検討くださいね。

白い歯


❤ちぃ先生から一言❤ホームホワイトニングに使うマウスピースは歯科医院でオーダーメイドするのが吉

市販のものや代用のマウスピースだと、歯の漂白効果にデメリットが発生するリスクがあるでしょう……。より効果的なホームホワイトニングをしたいのであれば、歯科医院で専用のマウスピースを作り、使用方法やメンテナンス方法もしっかりとレクチャーを受けることを提案しています。

【ライター紹介】 ちぃ先生
ちぃ先生

歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha・no・neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。

・ちぃ先生の手記まとめPART1 ~美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋~
・ちぃ先生の手記まとめPART2 ~美容テク&お口の健康講座~

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