短期間で歯を白くする「デュアルホワイトニング」の基礎知識

2017.07.16 beautyReiko Okabe

デュアルホワイトニングとは?

悩む女性

そもそもホワイトニングには大きく分けて2つの種類があります。1つ目が歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」。高濃度の薬剤を使用するため、1回で歯の白さを実感できる点がメリットとされています。

2つ目は、自宅で行う「ホームホワイトニング」です。歯科医院で専用のマウスピースを製作したあと、毎日自宅で薬剤を塗布したマウスピースを装着することで徐々に歯を白くしていきます。白さが後戻りしにくい点が特長です。

これら2つの方法を組み合わせて、短期間かつ効果的に歯を白くするのが「デュアルホワイトニング」という方法です。

デュアルホワイトニングの基礎知識

デュアルホワイトニングを始める前に知っておきたい基礎知識を説明します。

効果

前述の通り、「デュアルホワイトニング」は「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」を組み合わせることで双方のメリットが得られるため、短期間で歯を白くすることができ、その白さが長持ちします。

もちろん効果には個人差がありますが、通常のホワイトニングでは白さに満足できなかった人でも、十分な仕上がりを実感できるでしょう。オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、それぞれ単体で行っただけでは実現できない白さが手に入ります。

治療費

デュアルホワイトニングは自由診療のため、歯科医院によって具体的な費用は異なりますが、おおまかな目安としてはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを両方受けた場合と同程度の費用を想定しておくとよいでしょう。また、どのくらいの白さを目指すかによっても通院の頻度が変わり、費用も変動します。気になる方は事前に歯科医院に相談してみましょう。

オフィスホワイトニングの相場:20,000~100,000円/1回
ホームホワイトニングの相場:10,000~50,000円 ※マウスピース作成を含む

デュアルホワイトニングを控えた方がよいケース

・妊娠中の女性
歯を白くするために不可欠なホワイトニング剤は、胎児への安全性を確立できていません。お腹の赤ちゃんのためにも、妊娠中のホワイトニングは避けましょう。

・虫歯
虫歯にかかっていたり、歯にヒビが入っていたりすると、ホワイトニング剤がしみて痛みが出るおそれがあります。ホワイトニングを受けたい場合は虫歯を治療してからにしましょう。

・無カタラーゼ症
無カタラーゼ症とは、過酸化水素を分解する酵素「カタラーゼ酵素」を体内でつくることができない病気です。ホワイトニングで使用する薬剤は過酸化水素が含まれるため、無カタラーゼ症はホワイトニングの禁忌症とされています。

・テトラサイクリン系抗生物質による歯の変色
肺炎などの呼吸器疾患の治療に使われる「テトラサイクリン系抗生物質」は、歯をグレーに変色させる副作用があります。これにより変色した歯は、ホワイトニングを行ったとしても元の白い歯に戻すのが困難とされています。ただし、絶対に白くならないというわけではないため、あらかじめ歯科医院に相談することをおすすめします。

・乱れた歯並び
歯並びが乱れている場合、自宅で装着するためのマウスピースを製作できない可能性があります。このケースでは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングのみ有効です。

デュアルホワイトニングで理想的な歯の白さを長くキープしましょう

デュアルホワイトニングは効果的に歯を白くし、その白さを長持ちさせることができる方法です。歯の白さに自信が持てなかった方も、デュアルホワイトニングによって魅力的で素敵な笑顔を手に入れることができるでしょう。興味のある方は、かかりつけの歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

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