歯磨きはすべき？歯医者に行く前に しておくべきことを元歯科衛生士 が激白！～ちぃ先生の手記第112回～

歯磨きできないときはどうすればいい？

歯医者に行く前にしておきたいこと

この項目では、歯医者さんへ行く前に準備しておきたいことをご紹介します。スムーズに治療を受けるために参考にしてみてくださいね。

・事前に予約する

急患対応をしている場合もありますが、歯科医院はほぼ完全予約制です。事前に予約してから受診しましょう。急患の場合も先に連絡することで、あまり待たずに案内してもらいやすくなります。受診前に連絡するようにしましょうね。

・お薬手帳や保険証・医療証の持参

歯科医院に限らず、医療機関を受診する際に忘れてはならないのが保険証です。保険証を忘れてしまうと、窓口会計が10割負担となってしまいます（その後保険証を持っていけば返還されます）。また小児医療費助成制度や、生活保護などの医療証がある場合は必ず持参して提示しましょう。それぞれの条件に応じて料金が安くなります。歯科以外の医療機関でお薬を処方されている方は、保険証と合わせて「お薬手帳」も持参してくださいね。

・来院前の歯磨き

来院前には歯を磨きましょう。お口の汚れが少なければ、虫歯の治療や詰め物の治療の成功率を上げられますし、診療時間の短縮にもつながります。

歯医者に行く前のNG3つ

この項目では、歯医者さんを受診するためのルールやマナーとして覚えておくべき3つのNG行動を紹介します。歯医者さんに迷惑をかけてしまったり、健康に悪影響を及ぼしたりしないよう、しっかりチェックしておきましょう。

・無断キャンセル

医療機関の中でも予約制を敷いていることが多い歯科医院では、やはり無断キャンセルをされると困ってしまいます。やむを得ない理由で行けなくなった、遅刻してしまうなどの場合は必ず連絡しましょうね。

・飲酒

飲酒が原因で起きる動悸を、歯科恐怖症と誤認してしまうことがあります。また血行が良くなるので、抜歯や歯周病の治療、切開などを行った場合に血が止まりにくくなる治療への悪影響も……。常識的に考えても、治療当日の飲酒は控えましょうね。

・タバコ

喫煙は歯の着色汚れに関係し、血管を収縮させて歯肉が固くなる恐れもあるため、歯周病治療の妨げになりうると考えられているでしょう。また切開や抜歯などの治療の際に、出血しやすく傷の治りが悪いことも報告されています。治療当日の喫煙は控えるのが良いでしょう。

意外？歯医者でしてほしくないこと

この項目では、少し意外に感じるかもしれないけれど、歯医者さんでしないほうがいいことを解説します。知らないうちにしてしまわないよう、確認しておきましょうね。

・予約時間内での歯磨き

歯医者さんへ行く前に歯磨きができなかったからと、院内で歯磨きをする場合がありますよね。「早めに到着して予約時間前に歯磨きをする」なら良いのですが、予約の時間に到着して歯磨きをしてしまうと、その分時間が過ぎるため遅刻と同じになってしまいます。もしも事前の歯磨きができなければその旨を伝え、洗口液での洗口にとどめましょう。

・ファンデーションの厚塗り

ファンデーションによっては落ちやすく、治療中にスタッフの手についてしまうこともしばしば。せっかくのお化粧が落ちてしまいますので、治療前にティッシュオフし、治療を終えてからメイク直しをすると良いでしょう。

・口紅・グロス

ファンデーション同様、口紅やグロスも治療中に落ちてしまいますので、治療後につけるようにしましょうね。

・走り回るお子様

歯科医院には、触ったり飲んだりすると大変危険な機材や薬品がたくさんあります。治療中走り回ってしまいそうなお子様は抱っこして暴れないようにする、治療と関係がないご兄弟はキッズスペースに預けるなどしていただくことで、不安が少なくスムーズに治療を進めやすくなります。

【ライター紹介】　ちぃ先生

歯科衛生士の有資格者でありながら多くの女性メディアで活躍中のライター・編集者。現在は女性向けの美容メディアやJJなどのファッション誌などに寄稿している。コスメコンシェルジュの資格を持ち、コスメ・美容への造詣が深い。また、サッカー好きが高じてアスリートフードマイスターの資格も取得している。美容と健康に高い関心と知識を持っており、Ha･no･neでは利用者のQOLの向上を目指し、ためになる情報を発信していきたいと意気込んでいる。

・ちぃ先生の手記まとめPART1 ～美容ライター兼歯科衛生士の知恵袋～
・ちぃ先生の手記まとめPART2 ～美容テク＆お口の健康講座～

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