歯磨きをより効果的に!自分に合った歯ブラシの選び方

2017.02.24 healthYUKI

歯ブラシの毛の硬さについて

歯ブラシの毛

歯ブラシ選びで一番大事なのは、歯ブラシの毛の硬さ選びです。歯ブラシには一般的に「やわらかい」、「ふつう」、「かため」の3つの硬さのタイプがあります。多くの人は、硬い毛は痛くて苦手だから柔らかい毛、柔らかい毛は歯を磨いた気がしないから硬い毛というように、自分の嗜好に合わせて、歯ブラシの毛の硬さを選んでいる方が多いのではないでしょうか。しかし、自分の嗜好に合わせて毛の硬さを選ぶというのは実は選び方としてはNGです。

基本的に歯ブラシの毛の硬さは、その人の歯茎の状態や磨き癖などで選びます。例えば、歯周炎を起こしている人の場合、歯磨きは必須ですが、普通に歯を磨いてしまうと歯茎を傷つける恐れがあります。そのため「やわらかい」タイプで歯茎を傷つけないように磨きます。

また、普段歯を磨く際にどうしても手に力が入ってしまい、ブラッシング圧の強さから歯茎から出血してしまうという人も「やわらかい」タイプで優しくブラッシングしたほうがいいでしょう。

逆に、歯磨きの力が弱く、歯をしっかりとブラッシングできていないため、歯垢が取れていないという人は、「かため」タイプを選びいつもの強さでブラッシングします。すると、しっかりと歯垢を取り除くことができます。

このように、歯茎に炎症が起きていてしっかりと磨くと出血をしてしまう。歯を磨く力が弱くて歯を磨けていないという人はそれに合った歯ブラシを選ぶ必要があり、それ以外の人は「ふつう」タイプを選ぶと適度な硬さで効果的に歯垢を落とすことができるのです。

歯ブラシのヘッドのサイズについて

ヘッド

歯ブラシのヘッドのサイズは、基本的には小さいものがおすすめです。具体的にはヘッドの長さが2~2.5cmの歯ブラシがよいでしょう。なぜなら、あまり大きなヘッドの歯ブラシを使ってしまうと奥歯にヘッドがつかえてしまい、隅々まで磨くことが難しくなってしまうからです。

ただし、大きなヘッドサイズの歯ブラシにも広範囲を一気に磨くことができるというメリットがあります。そのため、短時間で磨きたい人には、大きなヘッドの歯ブラシのほうが適しているでしょう。

歯ブラシの毛の形状について

毛の硬さとヘッドのサイズの次に大切なのが歯ブラシの毛の形状です。こちらも、自分の歯の形状に合わせたものというよりも、最適な形状はある程度決まっています。それは、平らな毛の歯ブラシです。山なりになっている毛の歯ブラシは、毛の一部だけに力がかかってしまい、均等なブラッシング圧で磨くのが難しくなります。しかし、平らな毛の歯ブラシなら、一定のブラッシング圧で磨けるので、磨き残しを少なくできます。

また、毛の形状の中には、歯周ポケットを狙い撃ちするようなユニークな形状の歯ブラシもありますが、そのような歯ブラシの場合、逆に歯自体の磨き残しが増えることもあるので、磨き方に注意する必要があるでしょう。

自分に合った歯ブラシを選んで効果的に歯を磨きませんか?

歯みがきをする女性

自分に合った歯ブラシを選ぶということは、歯を磨くという以前にとても重要なことです。みなさんは、自分に合った歯ブラシで歯を磨けていますか? 自分に合っていない歯ブラシを使っている人は、歯垢を取り除くことができないだけでなく、歯や歯茎を傷つけてしまう可能性もあるので、なるべく慎重に選ぶようにしましょう。

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