“歯ブラシ不要説”が現実味……!?携帯口腔内ブラシ「ローリーブラッシュ」を試してみた!
イタリア生まれのコンパクトなヤ~ツ
何を隠そう、「ローリーブラッシュ」はイタリア生まれ。ローリー寺西改めROLLYさんは大阪生まれということで、まったくの無関係です。まず注目したいのはパッケージ。謎の美女がベロンと舌を出している写真が印象的です。ちなみにイタリアで生まれた商品だというのに、説明の表記がイタリア語ではなく、すべて英語。これは英語圏への販売を意識したパッケージと言えるでしょう。もちろん、私には読めません。しかし、裏面には日本語での説明がちゃんとあって親切です。
開封の儀
封を開いてみます。10 cmくらいのコンパクトなパッケージから中身を取り出すと、1円玉ほどの大きさのローリーブラッシュがPTP包装された状態で6個入っていました。何となくイソギンチャクを連想させる見た目!もしくは、クリリンの得意技・気円斬のようです。まだ開封していないにも関わらずミントの香りが漂います。これは……もしかしてスッキリするのでは!? 期待が高まります!
うっかり飲み込んでしまいそうだが!?
それでは、意を決してローリーブラッシュをお口の中にイン! すると……!?
おお!?
口腔内にミントの香りが広がっていきます。フリスクなどのように鼻がスースーするほどではありませんが、口臭対策にはちょうどいいかもしれません! ちなみに、見た目は刺々していて痛そうですが、実際は想像していたより柔らかく、使用中に痛みを感じることはありませんでした。これでお口の中をケガするという心配はないでしょう。
結構使い方が難しい!
しかし、意外と難しいのが使い方です。「舌で転がすにご使用ください」とパッケージ裏に書かれていますが、「いや、簡単に言ってくれているけれども……」と戸惑うこと必至。歯の外側を磨きたいと思っても、頰や唇に挟まれて中々思うようにローリーブラッシュが転がってくれません……これが結構ストレス。思わず手を使って磨きたくなってしまいます。特に歯並びが悪い人には難易度が高めかもしれません。
また、最初に口へ入れた際はミントの香りを感じるのですが、わりとすぐに慣れるため、その後は無味無臭なローリーブラッシュをひたすら転がすことになります。少々異物感があるため、歯磨き粉みたいにもう少し味があればもっと良かったかな~というのが 個人的な感想です。
「もしも」のときに大活躍する可能性も!
歯ブラシと比べると、歯を磨けている感じがやや薄いですが、このローリーブラッシュの特徴は何といっても携帯性の高さです。最初に説明したように、非常にコンパクトで軽いため、カバンなどに忍ばせておいてもまったく気になりません。
そして水や歯磨き粉が不要な点もメリット。仕事が忙しすぎてデスクを離れられない、でも歯磨きをしたいという場合や、歯磨き粉を付ける時間や口をゆすぐ時間ももったいない、という人には最適なアイテム。さらに、災害など「もしも」の際、水などが止まってしまった場合でも重宝しそうです。
ただ、慣れるのに少し時間が必要かもしれないので、興味のある方は、まず買って試してみるといいかもしれません。その際は、くれぐれも呑み込んでしまわぬよう、十分注意を! そして、最後に……いくらラクだからといってローリーブラッシュに依存するのは厳禁です。しっかり歯垢を落として虫歯予防したいなら、普通に歯磨きをするのが一番だということは付け加えておきます。あくまで、臨時の歯磨きグッズとして使うといいでしょう!