虫歯治療を途中で投げ出すと起こる歯のトラブル!自分にあった歯医者を選ぶ方法

2017.03.27 health木村由奈

治療を投げ出すとあとが面倒!治療放棄でどんなトラブルが発生するの!?

歯科治療を途中放棄すると、治療がより長くなり、症状が悪化してしまうことがあります。では、具体的にはどのようなトラブルが発生するのか見ていきましょう。

1.隣の歯が倒れてくる

椅子が浮く

抜歯をしてから仮歯を入れずに放置すると、抜歯した箇所へと隣の歯が倒れてくることがあります。また、歯列が徐々に動くことで、噛み合わせが悪くなることがあります。これは、特に外から見えにくい奥歯で発生することが多いので、見えないからと言って放置するのではなく、抜歯したあと必ず代わりの歯を入れるまで治療を続けましょう。

2.歯茎に膿が溜まる

唇をつきだす

神経の治療中に放棄してしまうと厄介なことになりかねません。神経を抜く治療の場合は、歯の内部がむき出しになってしまうため、その部分に仮の詰め物をします。しかし、詰め物が取れたあとも放置し続けると、そこから細菌が入り込み、歯茎や歯を支える顎の骨に炎症が出ることがあります。この状態になると再治療になることがほとんどなので、完全に穴が塞がるまで治療を続けましょう。

3.虫歯が増える

口をあける

虫歯を削り、型取りをした段階で治療放棄すると虫歯が進行するリスクが高まります。削った部分には被せものが完成するまで仮の被せ物をしますが、時間が経つと取れるので、削った部分が露出します。表面を削った歯は健康的な歯に比べ、抵抗力が低いため、再び虫歯になるリスクが高まるのです。また、放置した結果、虫歯になった場合は、再治療で型も取り直しになるので、削った部分に完全な被せ物ができるまで必ず治療を続けるようにしましょう。

自分に合った歯医者を選ぶ方法

治療を放棄しないためには、自分に合った信頼できる歯医者を選ぶことが大切です。そこで、通い続けられる歯医者選びのポイントを3つご紹介します。

1.完治までのプロセスを伝えてくれる

歯磨き指導

歯科医師が完治までのプロセスをしっかりと伝えてくれる歯科医院では、治療を途中で投げ出すことが少なくなります。逆にプロセスを伝えてくれないという歯科医師が担当になった場合は、考えものです。どのくらいの期間で治療が終わり、次にどんな治療を何のためにするのか明確ではないので、終わりがない治療を続けているような感覚になってしまい、治療を受けるのが億劫になってしまいます。なるべく丁寧に説明してくれる歯科医院に足を運びましょう。

2.受付の対応が丁寧

受付

歯医者に限ってのことではありませんが、受付の対応がよくない歯医者では、予約の電話を入れる時点で不快な思いをしてしまう可能性があり、長期間の通院がイヤになります。初診の場合は治療は行わず症状を見るだけという歯医者が多いので、そのときに受付の対応をしっかりと観察してみるとよいでしょう。

自宅から近い

寝ころぶ女性

名医がいると有名な歯医者に通おうと、アクセスが多少悪くても我慢して通う――これは、悪いことではありません。名医に治療をしてもらえれば、安心して治療を受けられ、名医と呼ばれるだけに腕も確かなはずなので安心して治療を受けられるでしょう。

しかし、あまりにも自宅から離れている歯医者に通院するのはオススメしません。いくら名医に治療してもらえても、片道1時間半の通院でも往復で3時間……治療を1時間とすると、4時間越えしてしまいます。なるべく自宅の近くで、探すのがオススメです。

あきれる男性

治療を放棄してしまうと、さまざまな口腔内トラブルにつながる可能性があるので、面倒でも治療は最後まで続けましょう。それは分かっているけど、通院するためのモチベーションが上がらないというときには、新しい歯医者に転院するという手もあります。ただし、転院を繰り返してしまうことのないように、必ず自分に合った歯科医師のところへ転院するようにしましょう。

あわせて読みたい

レコメンド

関連記事