差し歯や銀歯が臭くなるのはなぜ?原因と治療法

2017.05.05 healthYUKI

差し歯や銀歯が臭くなる原因

差し歯や虫歯が原因で口が臭くなるのには、いくつかの原因があります。中には、すぐに治療が必要になることもある原因も隠されているので、注意が必要です。

銀歯の下が虫歯になる

虫歯の女性

歯磨きでは一向に改善しない口臭の原因で、最も多いのは銀歯の下が虫歯になっている状態です。銀歯が被せてある歯の辺りが、たまに痛んだりすることはありませんか?銀歯の下の虫歯は、肉眼では確認しにくいので、いつの間にか進行し、気付けば症状が悪化していることがあります。これは銀歯と歯の境の微妙なつなぎ目の隙間が原因です。長い間ケアが行き届いていない場合は虫歯になってしまうことがあります。

治療法

一度虫歯になってしまった歯は自然治癒では治らないため、歯科医院での治療が必要になります。古くなった銀歯の場合は、金属が劣化し変形を起こしていて、そもそも歯の形に合っていないこともあるので、歯科医院で虫歯部分を削り、上から新しい詰め物や被せ物をするなどの処置を行います。

神経が腐敗する

頬をおさえる男性

銀歯の下の虫歯に気付けなかった場合、虫歯が神経まで進行してして神経が腐敗し、より強烈なニオイを発生させる原因になります。このとき、銀歯から臭い汁や血などが出ている場合は、銀歯の中で出血や化膿をして膿が出ている可能性もあるので、いち早く歯科医院を受診しましょう。

治療法

歯科医院で虫歯を治療し、神経を抜き対処します。治療工程は虫歯治療とあまり変わりはなく、神経を取り除く治療が施されます。しかし、神経を抜かれてしまった歯は、枯れ木のようにもろくなり、硬いものなどを噛むことでヒビが入ることもあるので、なるべく神経に届く前には気付いて治療を行いたいところです。

差し歯や銀歯付近の歯茎が歯周病になる

口元を確認する女性

差し歯や銀歯にすることで周辺の清掃性が悪くなります。すると、歯垢や歯石が溜まりやすくなり、差し歯や銀歯の下の歯茎が歯周病を起こしてしまうこともあります。歯周病のニオイは、口臭の中でも特に臭いニオイと言われているくらいに強烈なので、強いニオイが続く場合、歯周病の可能性が高いでしょう。

対処法

歯周病治療は、初期症状の内はセルフケアがメインになります。毎日丁寧に歯磨きを続けることで徐々に歯周病の症状は改善されます。しかし、一度失った歯周組織は自然治癒することはないので、歯茎が大きく下がってしまう前に適切なブラッシングをして歯周病を改善しましょう。もし、歯周病であることに気付けなかった場合、歯茎が大幅に下がり、歯がぐらつく可能性もあり、外科的な手術が必要になることもあります。

差し歯や銀歯がニオう前に予防しましょう!

差し歯や銀歯が臭い原因の多くは虫歯や歯周病なので、適切な治療を受ければ改善できます。しかし、しっかりとした予防法を身に付けなければ再発してしまう恐れもあるので、自分でできる簡単な予防方法をご紹介していきます。

歯磨きを徹底する

電動歯ブラシ

口腔内トラブルの約8割は、歯磨きを徹底することで予防することができると言われるほど、歯磨きは基本中の基本。差し歯や銀歯の下の虫歯や歯周病などは、そもそもの磨きづらさが災いして起こっていることなので、歯磨きさえ十分にできていれば、虫歯や歯周病になるリスクを大幅に下げることができ、口臭の発生も抑えられます。

マウスウォッシュを使う

マウスウォッシュ

あまりにも口臭が酷いときには、マウスウォッシュを使いとりあえずニオイを取り除くのも、口臭改善にはいい方法です。しかし、あくまで一時的なものなので、その後しっかりと治療をするようにしましょう。

差し歯や銀歯のケアには歯間ブラシやフロスがおすすめです!

デンタルフロス

いくら歯磨きを徹底してくださいと言っても、歯ブラシだけでのケアには限界があります。特に差し歯や銀歯などは、銀歯と歯の隙間やブリッジのつなぎ目などの細かい部分に歯垢が溜まりやすいので、フロスや歯間ブラシを使わないと落とせないこともあります。みなさんも、ぜひこのようなアイテムで口臭ゼロの素敵な口腔内を手に入れましょう!

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