歯茎が黒ずむ原因!色を戻すにはどうすればいいの?
歯茎の色が悪くなる4つの原因
1.「体調不良」
歯茎の色は体調によって左右されます。口腔内には数百種類もの常在菌がいて、それぞれの菌が絶妙なバランスをとって共存しています。しかし、偏った食生活により、ビタミンやミネラルなどが不足すると、口腔内の常在菌のバランスが悪くなり、歯茎の色が変化するとされています。
2.「喫煙」
タバコに含まれている有害物質の「ニコチン」や「タール」などは、歯茎に付着すると歯茎の細胞を刺激して、「メラニン色素」を作り出します。メラニン色素は日焼けをして肌が黒くなるのと同じ原理であり、歯茎が徐々に黒ずんでいきます。また、喫煙者と同様に受動喫煙にも注意が必要です。有害物質の量は喫煙している本人よりも高く、「ニコチン2.8倍」、「タール3.4倍」にもなります。
3.「金属のイオン化」
差し歯や銀歯などの金属が口腔内にある場合、歯茎の色が青黒く変色することがあります。これは、金属が唾液で溶けてしまう「金属イオン化」によって生じる現象です。金属の色は一度歯茎に定着してしまうと歯磨きなどで落とすことはできないので、メタルタトゥーとも言われています。
4.「歯周病」
歯茎が赤く変色している場合は、「歯周病」の可能性があります。歯周病の初期症状は「歯肉炎」と言い、歯茎が赤く腫れる状態になります。その後、症状が進行すると赤から青紫のような色になり、重症化すると骨が溶け出す歯周炎にまで進行して、最終的には歯が抜けてしまいます。
歯茎の色をピンクに戻す3つの方法
1.「ガムピーリング」
ガムピーリングは歯科医院で行う処置です。専用の薬品とレーザーを使用して、古い皮膚を剥がし、再生する力を利用して歯茎の色をよくする方法です。保険適用外の治療なので歯科医院によりかかる費用が変わりますが、上下全て行って平均で5,000~10,000円ほどの価格です。
ガムピーリングはとても効果的な治療法ですが、残念ながらガムピーリングでは金属がイオン化して歯茎に着色した黒ずみをとることはできません。
2.「歯茎マッサージ」
歯周病による黒ずみの改善には歯茎マッサージが効果的です。奥歯から前歯側にクルクルと円を描くように指でマッサージすることで、血行やリンパの流れがよくなり細胞が活性化するので、黒ずみの改善が期待できます。毎日歯磨きを行ったら後に、歯茎用ジェルを使いマッサージをする習慣をつけましょう。即効性はありませんが、継続的に行うことで効果が期待できます。
3.「歯肉移植・患部を切り取る」
金属イオン化が原因で歯茎が黒ずんでしまった場合は、皮膚に金属イオンが浸透している状態なので、簡単に治すことはできません。金属イオンが浸透している場所が局所的な場合は、歯茎を切り取る治療になります。広範囲で金属イオンが浸透している場合は切り取った後に、別の場所から歯茎の皮膚を移植するケースもあります。
歯周病に効果的なおすすめの歯磨き粉「リペリオ」
歯茎の色が悪くなる原因1~3の体調不良や喫煙、金属のイオン化に関しては、例え歯茎の色が悪くなってしまったとしても、歯が抜けてしまうということにはつながりません。しかし、「歯周病」の場合は、症状が進行すると歯を失う可能性があるので、しっかりと口腔内をケアすることが大切です。
歯周病ケアを行う場合は、コンクールが販売している「リペリオ」という歯磨き粉がオススメです。こちらは歯周病用の歯磨き粉で、表層タンパク質を固め歯肉組織の内部を補修する働きがあります。また、低刺激で口の中がピリピリしないうえにフレーバーも薄めに作られているので、初めての方でも使いやすい歯磨き粉です。
歯周病の可能性もあるので早めに受診しましょう
歯茎に色がついてしまうと、見映えが気になるだけでなく健康にも関わることなので、そんなときは今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。また、歯周病などの可能性もあるので、放置せずに少しでも違和感を覚えた場合は近隣の歯科医院に足を運び相談してみましょう。