食べ物が原因で歯周病になる!?偏食が及ぼす歯茎の悪影響

2017.04.10 healthYUKI

食べ物と歯周病は関係があった!

チョコレート

歯周病は、歯周病菌という菌に感染した状態。つまり感染症の一種です。歯周病菌は、免疫力が低下しているときに活動が活発化し数を増やすので、歯周病になるリスクが高くなります。そして、免疫力の低下を招くのが偏食です。

特に、バランスのとれた食事を摂らずに甘いものばかり食べているという人は、免疫力の低下とともに、歯周病になるリスクを高めてしまっています。歯周病菌に感染していたとしても、発症を防ぐためには、食事のバランスに気を付けて、免疫力を高めてあげる必要があるのです。

こんな食べ物は歯周病を悪化させてしまう!

歯周病を悪化させてしまう食べ物の筆頭に挙げられるのが、糖分が大量に含まれている食べ物です。中でも、お口の中に残りやすい以下のような食べ物は特にNG。口腔内の歯周病菌を増殖させ、活動を活発にしてしまいます。

キャラメル

キャラメル

キャラメルは、大量に糖分が含まれていて、粘着質なので歯に付着すると一度の歯磨きだけでは、完全に落としきるのが難しく、歯周病悪化の原因になります。

市販のガム

風船ガム

ガムは歯を健康にするイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、市販のガムは還元水飴という甘味料が入っているため、歯周病菌を増殖させてしまう可能性もあるんです。歯の健康を気遣うためにガムを噛むなら、歯科専売品のキシリトールガムを噛みましょう。歯の再石炭化を促進する成分なども含まれているのでおすすめです。

歯周病予防は食事のバランスが大切

歯周病予防に効果的な食べ物は、たくさんありますが、これらを摂っていれば、絶対に歯周病にならないという訳ではありません。でも、これらの食べ物を普段の食事に盛り込み、バランスの整った食生活を送ることで、歯周病になるリスクを低くすることはできます。

乳酸菌配合ヨーグルト

ヨーグルト

乳酸菌が配合されているヨーグルトは、胃や腸の働きを活発にして免疫力を高めてくれる働きがあるので、歯周病予防に効果的です。積極的に食事に取り入れましょう。ただし、加糖のヨーグルトの場合は、もちろんしっかりと歯磨きをする必要があります。

小魚・海藻

海藻

カルシウムは歯や、歯茎を強くする働きがある成分で、牛乳などの乳製品にたくさん含まれています。でも、日本人はもともと牛乳を効率よく分解するための酵素が少ないので、牛乳からカルシウムを大量に摂るのは困難です。そこで、小魚や海藻などのカルシウムを豊富に含む食べ物からカルシウムを摂取しましょう。これらは牛乳よりも簡単に分解できて、カルシウムをたくさん摂取できるので、歯周病予防に効果的です。

モロヘイヤ・ほうれん草

葉っぱ

歯周病の初期は、歯茎に炎症が起き、歯磨きで血が出てしまうことがあります。そんな人は、モロヘイヤやほうれん草などのビタミンKを豊富に含む食べ物を食事に取り入れるとよいでしょう。ビタミンKには、炎症を抑える働きや血を凝固させる働きなどがあるので、歯周病の悪化を食い止めることができます。

バランスのとれた食生活で歯周病のないお口を目指しましょう!

きれいな女性

偏食は免疫力を低下させて歯周病菌の働きを活発にして歯周病になるリスクを高めてしまいます。さらに、食事のバランスを無視して甘いものばかりを食べていると、歯周病の進行を早めてしまう可能性もあります。

歯周病のない健康的な口腔内環境を作るには、バランスのよい食生活を心掛ける必要があります。みなさんも、今回ご紹介した歯周病を予防できる食べ物を食事に盛り込み、健康的な口内環境を目指しましょう。

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