マウスウォッシュよりも効果的!?口臭予防にはデンタルフロス!
口臭が起きてしまう原因
口臭の原因が分からなければ対策や予防方法がわからないため、歯科用品の選び方も分かりませんよね。口臭予防についてお話しする前に、まずは口臭が起きてしまう主な原因を見ていきましょう。
1.唾液の分泌量が少ない
唾液の分泌量が少ないと、口の中の細菌を浄化・殺菌する力が弱まります。すると口の中は細菌だらけになり、排出される排出されるガスや老廃物によって口臭だけでなくネバつきもひどくなります。
2.舌苔(ぜったい)
舌の上に付着している白っぽい苔のような舌苔。舌苔は細菌の温床になりやすく、厚みを増すことで口臭を放つ原因にもなります。
3.虫歯や歯周病
虫歯や歯周病も口臭を生み出します。とくに歯周病が進行すると歯ぐきに隙間ができてしまい、それが深ければ深いほど細菌が溜まりやすく、歯磨きをしても完全には除去しきれません。すると細菌が腐敗して臭いが強烈になります。
4.歯に詰まっている食べカス
食べカスが歯に詰まった状態が4~8時間続くとプラーク(歯垢)に変化し、口臭の原因になります。食べカスに細菌が集まることで、異臭を放つことが原因です。
5.肝臓病や腎臓病などの全身疾患
体内で進行している病気が口臭にも影響を及ぼすことがあります。この場合は他にも自覚症状がいくつか表れていると考えられるため、少しでも気になったら早めに病院で検査を受けましょう。
口臭予防の一つとして、市販の溶剤を使って行うマウスウォッシュがあります。手軽にできる点が魅力的ですが、デンタルクロスを用いることでより効果的に口臭を予防することができます。歯の隙間汚れだけはさすがに歯磨きとマウスウォッシュだけでは取り除くことができません。そこで役に立つのがデンタルフロスです。
デンタルフロスがマウスウォッシュよりも口臭予防にいいとされる明確な理由は、歯と歯の隙間に残った食べカスやプラークをしっかりと除去できる点にあります。
歯と歯の間にあるプラークは強いニオイを放つため、いくら歯磨きをしても口臭がすることもありえます。原因は歯の隙間に詰まった汚れを長年放置したことにあるかもしれません。デンタルフロスで歯の隙間お掃除をしてあげれば、プラークによるニオイを防げるし、虫歯や歯周病になるのを防いでくれるというメリットも生まれます。
デンタルフロスを使うタイミングは、ブラッシング後がオススメ
デンタルフロスを使うベストなタイミングは、歯ブラシでブラッシングした後です。歯磨き前にフロスを使ってしまうと、歯の表面上についている汚れを歯の隙間に押し込んでしまいやすくなります。これでは意味がないので、必ず歯磨きした後に行うようにしましょう。そしてできるだけ就寝前にすることポイントです。こうすることで寝ている間に細菌を増やすのを抑えることができるため、朝起きた時のネバつきを軽減させることもできます。
マウスウォッシュも一緒に使うことでさらに口臭予防UP!
デンタルフロスが口臭予防に役立つのはもちろんですが、マウスウォッシュにも良さがあることを忘れてはなりません。マウスウォッシュは基本的に単体ではなく、歯磨きやフロスとあわせることで、効果的に口臭予防ができます。なぜならマウスウォッシュにはプラークや舌苔を除去する働きがないため、当然ながら歯磨き(時には舌ブラシも)やフロスが必要になってくるのです。
このように使い方を正しく身につけておけば、マウスウォッシュの良さを十分に引き出すことができます。マウスウォッシュには口の中を爽やかにし、口臭を抑えてくれる役割があります。
歯磨き後にデンタルフロスとマウスウォッシュを使って息爽やかに!
デンタルフロスもマウスウォッシュも、それぞれの良さを活かしてセットで使うことでより高い口臭予防・対策をすることが可能です。ただニオイの元となるプラークを取り除くのはデンタルフロスと歯磨きが効果的なので、この2セットは必ず毎日行っておきたいものです。それぞれの役割を上手に活かし、爽やかな息を手に入れてみましょう。