歯ぎしりがピタッと止まるかも!?おすすめの歯ぎしり防止グッズ
歯ぎしりが原因で起こるトラブル
歯が割れる
歯ぎしりを長期間にわたって行うと、歯が根元まで割れてしまうことがあります。この状態を歯根破折(しこんはせつ)といい、食べ物を噛んだときに痛みが生じたり、歯が抜けてしまいそうなほどグラグラと揺れたりすることがあります。
特に歯ぎしりで割れやすいのは、過去に重度の虫歯で神経を抜いた歯です。神経を抜くと、健康的な歯に比べて歯質が脆くなるので注意しなければなりません。
顎関節症になる
歯ぎしりは、顎の関節に大きな負担をかけるため、顎関節症を招く可能性があります。顎関節症は、顎の関節部分(顎の付け根の部分)がカクンカクンとなったり、口を開閉する際に痛みが生じたりするトラブルです。悪化してしまうと、痛みで口を開けるのが困難になる場合もあります。
肩こりや頭痛を招く
歯ぎしりをすると噛むときに動かしている口周りの咬筋や側頭筋といった「咀嚼筋」と呼ばれる筋肉を緊張させてしまうため、肩こりや頭痛などを引き起こしてしまうことがあります。
周囲の人に迷惑をかける
歯ぎしりは夜寝ているときに無意識に行っているもので、自分では気づかないことがほとんど。しかし、ご家族などの周りの人は、「ギリギリ」という歯ぎしりの不快な音に悩まされてしまうことも少なくありません。その結果、周囲の人が睡眠不足になってしまったり、ストレスが溜まったりすることも……。
おすすめの歯ぎしり防止グッズ4選
1. TO-PLAN(トプラン) 歯ぎしりマウスガードR
お湯につけて柔らかくしてから歯に装着することで、自分の歯型にピッタリのマウスピースになる――という優れものです。市販されているマウスガードでは自分の歯型に合わないことも多く、装着時の違和感が出やすいというデメリットがあります。こちらの商品は、違和感なくつけられるのでおすすめです。
2.メリードア 歯ぎしりくんα
歯科技工士が開発したマウスガード。一般的なマウスガードは歯や歯ぐきを覆うようなタイプが多いですが、こちらは下の奥歯にはめるタイプで、比較的軽めの装着感が特徴です。歯ぎしりマウスガードRと同じく、お湯につけて装着することで自分の歯型に合わせて成形できるので、違和感が少ないのがメリット。付属のサーモチェッカーを使えば、マウスガードをお湯に入れる際に適した温度を確認することができます。
3.スリープライト
スリープライトは歯科先進国であるアメリカで開発されたマウスガードです。こちらも奥歯だけで噛みしめるタイプのマウスガード。噛み締め位置を移動できるので、自分の歯の噛み合う位置で楽に使用できます。お湯を使った成形は不要。そのまま噛むことでパットが歯の形に合わせて変形するので、とても楽に装着できます。
4.形状記憶マウスピース メンズオーラルトゥースガード
メンズオーラルトゥースガードは一般的なマウスガードよりも耐久性に優れており、睡眠中だけではなくスポーツ時の食いしばりから歯を守るという使い方も可能です。電子レンジに入れて加熱することでパッド部分が柔らかくなり、噛みしめると自分の歯型に合った状態に成形できます。
歯ぎしり防止グッズを活用してみてください
睡眠中無意識に行ってしまう歯ぎしりは自分では気づきにくく、「本人には自覚がないのに周囲がストレスを抱えてしまう」という点が難しいところ。朝起きたときに顎がだるい場合は睡眠中に歯ぎしりしてしまっている可能性が高いので、そのままにせず歯ぎしり防止グッズを使ってみましょう。
また、「防止グッズを使用しているときは歯ぎしりをしないが、外すと歯ぎしりをしてしまう」という人も数多く存在します。そうしたケースに心当たりがある場合やご家族などに指摘された方は、速やかに歯科医院へ相談しましょう。