実はすごく怖い!痛いのに放置した親知らずが及ぼす悪影響!

2017.07.18 health渡辺蘭

親知らずを放置した結果起こるトラブル

親知らずが痛みだしても歯科医院へ通わずに放置した場合、口腔内がさまざまなトラブルに見舞われることになります。以下に4つのトラブルを紹介します。

歯並びが悪くなる

一般的に親知らずは10代後半から20代前半までに生えてきます。手前の歯が邪魔をして、真上に向かって生えることができなかった親知らずは、手前の歯を押しのけて生えてくるケースがあります。親知らずによって奥歯が手前に押されるため、全体の歯並びにも影響するのです。歯の矯正治療を受けて歯並びをよくしていても、親知らずのせいで歯並びが悪化する可能性があります。

隣の歯が虫歯になる

親知らずが奥歯に接触するような生え方をしている人は要注意です。真横や斜め方向を向いて生えてしまった親知らずには歯ブラシが届きにくく、歯垢(プラーク)が溜まりやすくなるため、虫歯菌が繁殖する原因になります。虫歯菌の出す酸によって歯の表面が溶かされ親知らずが虫歯になってしまった場合、隣の歯も虫歯に冒される可能性が高まります。

親知らずと手前の歯が接触している部分は、鏡を使っても自分で確認しづらく、虫歯が悪化して痛みを自覚してから気づくことも多いため注意が必要です。

口臭が発生しやすくなる

親知らずと奥歯が接触した部分に歯垢が溜まると口臭の原因になります。歯ぐきの感染症である歯周病菌が進行すると、メチルメルカプタンという玉ねぎの腐ったような臭いを発するようになります。口臭はデリケートな問題なので、他人から指摘されにくく、歯周病と気づかずに症状を悪化させてしまう恐れがあります。

歯ぐきが腫れる

親知らずと奥歯にできた歯周病が進行すると、歯ぐきが炎症して赤黒く腫れあがることがあります。また、虫歯が歯の根まで進行することで「根劣病巣(こんせんびょうそう)」と呼ばれる状態になり、膿が溜まった袋から毒素が分泌され、歯ぐきを炎症させます。

歯周病や虫歯の予防には日頃のブラッシングが欠かせません。歯と歯の隙間に溜まった歯垢は歯ブラシだけでは落とせないため、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使いこまめに手入れをしましょう。

親知らずを早く抜くメリットとは?

親知らずが真っ直ぐに生えてきた場合や顎の骨の中にうずまっている状態では、無理に抜く必要はありません。担当の歯科医師と相談し、早めに抜いたほうがよいと判断された場合は、必要に応じて抜歯を行いましょう。親知らずを早い段階で抜いておくメリットについてご紹介します。

若いうちは傷の回復が早い

親知らずを早めに抜く一番のメリットは、若いゆえの回復力です。10~20代のうちは新陳代謝が活発なため、口腔内の傷口も比較的早めに治癒します。そのため、30~50代で親知らずを抜歯した場合よりも傷口が塞がる速度が速くなり、細菌の侵入による他の病気への感染リスクを減らすことができるのです。

腫れや痛みが最小限

30代、40代と歳を重ねるごとに、親知らずは抜歯しづらくなります。なぜなら、10代や20代の頃と比べて歯と顎の骨がしっかりとくっついているので、抜歯が困難になるからです。20歳前後までならまだ骨が柔らかく、親知らずの抜歯も短時間で終わるため腫れや痛みを最小限に抑えることができます。

妊娠中の抜歯はトラブルを招くリスクが高まる

妊娠中でも親知らずを抜歯できないわけではありませんが、母体や胎児への影響を考えて妊娠初期の歯科治療は避けましょう。妊娠中期に入って安定期に入った頃でも、レントゲンや麻酔、痛み止めなどが必要になります。胎児への影響が小さいとはいえ、なるべく抜歯を避けた方が無難です。

一般的には妊娠中に大掛かりな歯科治療ではなく、患部の消毒や抗生物質で一時的に腫れや痛みを抑えるなどの治療が行われます。

親知らずが痛んだら早めに抜歯をしましょう

親知らずを放置することで、口腔内にさまざまな悪影響を及ぼします。親知らずは年齢を重ねるにつれて抜歯しづらくなってしまうので、親知らずの生えてきた人は、なるべく早めにかかりつけの歯科医師に相談してみてください。歯を抜くかどうかの最終的な判断は専門家に任せましょう。

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