顎関節症におすすめのセルフケアとマッサージ方法をご紹介!
顎関節症におすすめのセルフケアはコレ!
湿布を貼って安静にする
顎関節症によって顎の関節部分が急に痛みだした時には、冷湿布を貼って安静にすると、ある程度は症状を抑えられます。また、慢性的に痛みが続くような時は、温湿布を用いると痛みが和らぎます。
硬いものを食べないようにする
痛みが現れている時は、硬い食べ物はNGです。お米を食べたい時は、なるべくお粥のように柔らかくして食べましょう。また、ヨーグルトなども効果的。一時的に硬いものを控えることで顎を休ませてあげると、痛みを和らげることが期待できます。
歯を接触させない
食事の時以外は、なるべく顎への負担を少なくすることが大切です。通常時から歯と歯を接触させないように保ちます。また、口を閉じても上下の歯が接触しないようにして、なるべく顔の力を抜くようにしましょう。
適度な運動をする
運動することでストレスを解消でき、顔の筋肉の緊張もほぐれると言われています。顎の筋肉の緊張が原因になっている顎関節症の症状緩和に効果的です。
顎の緊張をとるマッサージ
顎の筋肉をマッサージすることで筋肉の緊張をとると同時に、悪くなった血行を改善することで一時的に痛みを和らげる効果があります。しかし、顎関節症は筋肉自体が通常時よりも弱っている状態なので、強いマッサージは厳禁です。なるべく優しくマッサージしましょう。
おすすめのマッサージ方法
1.顎関節の位置を確認
マッサージを行う前に、顎の関節部分を確認しましょう。軽く口を開けて耳の前あたりを指先で触り、少しだけくぼんでいる部分が顎の関節部分です。この関節の周辺の筋肉が緊張しているので、マッサージで柔らかくしていきます。
2.親指の付け根をくぼみ部分に押し当て、手で顔を挟み込む
顎関節のくぼみ部分に両手の親指を起き、顔を手で挟み込むようにします。ちょうどボールを両手で持っているようなイメージです。挟み込んでいる時に、親指が関節に食い込みすぎないように注意しましょう。
ちなみに、手の角度は斜めにならないようにまっすぐにキープします。斜めになると顎の筋肉ではなく頬骨を圧迫していることになるので、効果は得られません。
3.痛くない程度に圧迫する
関節部分を軸にして顔を挟み込んだら、顎が痛くない程度にゆっくりと圧迫していきます。4~5秒を目安に圧迫してください。この時、口を閉じたまま圧迫しましょう。
4.口を開けてもう一度圧迫する
次に、口を開けてもう一度圧迫していきます。同じく4~5秒を目安に優しく圧迫していきましょう。
5.大きく息を吐きながら、ゆっくりと手を離す
最後に、大きく息を吐きながらゆっくりと手を離します。顔の力が抜けていることを感じることができるでしょう。
ポイント
・痛くない程度に圧迫する
マッサージのポイントは、痛くない程度に行うことです。「ゆっくりと力を入れること」と「優しく圧迫すること」を意識して行ってみてください。力を入れすぎてしまうと、逆効果になってしまうこともあるので注意しましょう。
・リラックスする
リラックスをすることも大切です。顔や体の緊張を解き、意図的に筋肉を休ませ顎への負担を軽減させましょう。
顎関節症は生活習慣に起因するケースが多い
顎関節症は生活習慣に起因するケースが多いので、治療はセルフケアを中心に行います。効果的なセルフケアを行うには、正しい方法を覚えることが大切です。顎の痛みで悩んでいる人は、ぜひ今回紹介したセルフケアと、マッサージ方法を取り入れてみてくださいね。