【喫煙者必見!】自宅・歯科医院で行うヤニの除去

2017.09.29 health福本春香

ヤニ汚れが中々取れないワケ

タバコに含まれているタールは着色性が強く、喫煙によってヤニが付着することで、歯の表面が少しずつ黄ばんでいきます。喫煙から数時間以内であればヤニによる汚れを歯ブラシで落とすことができますが、タバコ休憩の後に毎回ブラッシングをするという方はほとんどいないでしょう。

歯についたヤニは、食べ物の着色汚れが着いて黄色く変色するだけでなく、プラークがどんどん重なることで虫歯にやりやすい口腔内環境ができあがってしまいます。

また、タバコに含まれるニコチンには歯肉を硬くすることで歯ぐきからの出血を抑える効果があります。これにより、歯周病などの病気になっても出血を伴わないため、発見が遅れてしまうことがあるのです。

歯科医院でできるヤニ汚れを目立たなくする方法

歯に付着したヤニは簡単に取り除くことはできません。歯ブラシで無理やり擦っても取り除くことはできず、逆に歯ぐきを傷つけてしまうでしょう。

ヤニ対策として一番おすすめなのは、歯科医院で適切な処置を受けることです。口腔内の状態をチェックしてもらい、クリーニングによって歯をきれいにしてもらいましょう。歯科医院でのヤニ汚れを目立たなくさせる方法には以下が挙げられます。

1.PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

歯科衛生士が行う歯のクリーニングのことです。自宅でのセルフケアではどうしても行き届かない部分の汚れまできれいに取り除いてもらえます。専用の装置を使うことで、歯の境目や歯と歯の間、歯と歯ぐきの溝をしっかりとクリーニングできます。プラークや歯石、ヤニを取り除くことで、本来の歯の白さを取り戻すことが期待できます。

歯科衛生士からブラッシングの指導を受けることで、自分でうまく磨き切れていない箇所を把握できるため、虫歯や歯周病予防にも役立ちます。

2.ホワイトニング

専用のホワイトニング薬剤を使い、歯を白くする処置です。ホワイトニングには歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅で行う「ホームホワイトニング」の2種類があり、オフィスホワイトニングは1回の施術で効果を実感しやすく、ホームホワイトニングは歯の白さを持続させられます。

ホワイトニングの最中には知覚過敏のような痛みを感じる方もいますが、薬液の濃度を薄めるなどの対処が可能です。ホワイトニングは効果が高くなるほど費用も上がるので、初回のカウンセリング時に希望を伝えましょう。歯の白さを保てる期間は個人差があり、定期的に行うのが効果的です。

ヤニをつきにくくするケアを心がけよう

いざ禁煙をしようと思っても、中々うまくはいかないもの。喫煙を続ける場合は歯についたヤニを落とすだけではなく、そもそもヤニがつきにくい口腔内環境を作ることも重要です。ヤニを落とすために強くブラッシングすることによって歯や歯ぐきを傷つけてしまい、よりヤニは付着しやすい環境を作ってしまわないように気をつけましょう。定期的に歯科医院へ通って歯のクリーニングをするのが効果的で確実なケアの方法です。

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