11月8、9日は 「歯ぐきの日」~今日は何の日シリーズ第7回~
歯周病・知覚過敏予防のための歯ぐきケアをPRする日
当シリーズ恒例の「なぜこの日が記念日?」という疑問にまずお答えしなければならないですね!もちろん、制定の理由は言うまでもなく語呂です(笑)。ただ、今回は「い(1)い(1)歯(8)」みたいな簡単な感じではありません。11月8日と9日の2日間で「いい(11)歯(8)ぐ(9)き」と読むのが正解です!なんか、ここまで来ると“こじつけたもん勝ち”な感じになってきてしまいますよね(笑)。
まあ、気を取り直して歯ぐきの日制定の経緯を紹介しましょう。歯ぐきの日は歯周病や知覚過敏の予防を通して歯ぐきケアの大切さを伝えるために佐藤製薬株式会社が制定しました。佐藤製薬は、歯周病の医薬品である「アセス」、知覚過敏の症状改善のための医薬部外品「薬用コートアセス」を販売しているなど、歯ぐきの治療やケアのための製品を数多く展開している企業です。歯ぐきの日も、なかなかスポットライトが当たることが少ない歯ぐきのケアですが、その重要性をもっと多くの人が認識すべきだと言えるでしょう。
もちろん、毎日歯磨きをしているI川ですが、歯の着色などは気にしても歯ぐきの状態を毎回事細かにチェックすることはありません。やはり、大半の人の認識では「オーラルケア=歯のケア」となっているのでしょう。しかし、歯を支えて土台になっているのが歯ぐきであり、土台が崩れてしまっては歯の健康を保つこともできません。したがって歯ぐきケアはきちんと見直しを図るべきなのです。
整理しておきたい歯周病と知覚過敏の関係性
歯ぐきのトラブルの代名詞とも言えるのが歯周病ですが、いまだに高齢の方が発症する病気という認識を持っている方が多いようです。しかし、成人の8割は罹患している、あるいは予備軍であるとも言われる“国民病”であるという認識持った方がいいでしょう。かつての歯槽膿漏と呼ばれていた時代とは異なり、誰もがケアが必要で身近な病気です。歯周病はサイレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれる症状の進行がわかりづらい病気ですが、実は知覚過敏が危険信号の1つとなります。
冷たい物を飲んだり食べたりした際に、ピリッと歯がしみた経験はありませんか?それはまさに知覚過敏の代表的な症状です。知覚過敏を発症する原因は、歯の根元の象牙質が露出することにあります。象牙質は通常の歯の表面と異なりエナメル質には覆われておらず、神経に通じる無数の穴が存在します。そこに冷たい物の刺激が加わることで知覚過敏を引き起こすのです。つまり、根本の原因は象牙質の露出。それは歯周病などが原因で歯ぐきが下がることで引き起こされます。
つまり、適切な歯ぐきのケアを行っていないと、歯周病も知覚過敏も発症する可能性があるということです。歯のケアと同様に歯ぐきの有効なケアとしては歯磨きが挙げられますが、それにプラスしてデンタルフロスで歯間、歯周ポケットなど歯ブラシでは届かない箇所のプラークを落とし、仕上げにはマウスウォッシュを利用することをおすすめします。歯周病や知覚過敏を防ぐためには、徹底した歯ぐきケアが重要なのです。
今一度認識すべき歯ぐきケアの重要性!
11月8、9日は、2日にわたる歯ぐきケアのスペシャルデーでしたが、みなさんは改めて歯ぐきのケアはできているでしょうか?I川も歯だけでなく、歯ぐきの状態も逐一チェックすることを心がけていきたいと思います。よく建築でたとえられるのですが、どんなに素晴らしいデザインでいい素材を使用した家でも、土台がしっかりしていないと災害が起きた時に倒壊してしまいますよね?
歯も同じで歯だけをきっちりケアしていても、土台となる歯ぐきがボロボロだったら、お口は健康とは言えないのです。もはや、「お口のケア=歯ぐきのケア」と考えた方がいいのかもしれませんね。「そういえば、最近、歯ぐきが下がってきたような気がする……」という方は今日からでも遅くはないのできちんと歯ぐきケアをしましょう!日々の小さな積み重ねこそが将来のお口の健康維持を実現するのです。
次回の今日は何の日シリーズ第8回は、11月15日の『口腔がん検診の日』です。ちょっと重要な病気についての回なので、みなさんのお役に立ち、健康美の意識を高められるような情報をお届けできたらと思います。ちなみに「歯の記念日一覧記事」もあるので、“年間の歯の行事”が知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください!
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
【プロフィール】 編集長I川
スポーツメディアの編集部から転職し、2014年にフリーセルに入社したエディター。200社以上のWebサイトライティングと20社のコンテンツマーケティングに携わった経歴を持つ。自身で執筆するよりも編集することを好み、一次情報に付加価値を加えてより魅力的な情報にして発信することを信条としている。Ha・no・neに携わるようになってから自身の歯の着色が気になるようになったが、毎日のコーヒーと3日に1食のカレーを食べる習慣はどうしても止められないようだ。
Instagram:I川インスタ
Twitter:I川ツイッター
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------