体に悪影響?子どもが歯磨き粉を飲んだときの対処法
歯磨き粉を飲んでしまった場合はどうすればいいの?
まだ子どもが小さい場合は、誤って歯磨き粉を飲み込んでしまうこともあるでしょう。そうした場合の体への影響や対処法についてまずは把握しておきましょう。
歯磨き粉に含まれる「フッ素」について知ろう
多くの歯磨き粉には「フッ素」という成分が含まれており、歯の再石灰を促したり、虫歯菌の活動を抑制したりするなど、虫歯予防に効果があるとされています。歯科医院でも直接歯に塗布する処置を受けられるなど、フッ素は虫歯予防において一般的な成分です。
フッ素は一度に大量に摂取すると中毒症状を起こす危険性がありますが、日本で開発・発売されている一般的な歯磨き粉は、少量であれば意図せずに飲み込んでしまっても問題はないとされています。
歯磨き粉を飲み込んでしまったときの対処法
ただし、フッ素入りの歯磨き粉を飲み込むことは体にはあまりよくないので、その場合は落ち着いて対処しましょう。まずはコップ1~2杯の水を飲ませて少し様子を見てみてください。
万が一、その後に嘔吐などの症状がある場合は、早急に病院で診てもらいましょう。そして、製品や状況を医師に説明したうえで、診断内容に従うことがベストです。過度に心配することなく、落ち着いて対応することを心がけましょう。
飲み込んでも大丈夫な歯磨き粉を紹介!
お子さんが何度も歯磨き粉を飲み込んでしまうようであれば、うがいによるすすぎと吐き出しが十分にできていない可能性があります。飲み込んでしまう癖がついていて心配だという場合は、飲み込んでも大丈夫な歯磨き粉を使用することをおすすめします。
ブリアン(Brian) 子ども用歯磨き粉
ウィステリア製薬が発売している「ブリアン」は無添加で、虫歯菌除去成分である「BLIS M18(清掃剤)」を配合した子ども用の歯磨き粉です。成分に善玉菌が含まれており、虫歯菌の活動を抑制。口をゆすぐ必要がない歯磨き粉として話題になっています。
珍しい粉タイプなので、ペースト状の歯磨き粉が苦手なお子さんにも使いやすいでしょう。泡立ちがないので磨き残しを減らしつつ、長比較的長い時間にわたって磨くことができます。子どもが好きなイチゴ味で甘く、歯磨きへの苦手意識を克服するのに最適です。
お子さんの健康を第一に考えた歯磨き粉選びを
まだまだ1人で歯を磨くことができないお子さんに対しては、歯磨き粉の誤飲を防ぐことも含めて親御さんがしっかり見守ってあげるようにしましょう。子どもが万が一歯磨き粉を飲んでしまった場合も、少量であれば体に影響はないと考えられます。ただし、飲み込むのはあまりよくないので、上記で紹介した飲んでも大丈夫な歯磨き粉を使用するなどの工夫を施すことが大切です。