虫歯にさせないために!子どもの歯磨き粉の選び方

2018.01.22 healthオオタカ

虫歯にさせないために!子どもの歯磨き粉の選び方

みなさんは、お子さんの歯を守るために歯磨き粉もしっかり吟味して選んでいますか?中には親御さんと同じ歯磨き粉をお子さんも使用しているご家庭が多いのではないでしょうか。

大人用の歯磨き粉には、研磨剤や発泡剤が入っているものが多く、子どもの柔らかい乳歯は傷がつきやすかったり、泡立ちやすいため磨き残しが増えてしまったり……。磨けているつもりになっているだけで、実はちゃんと磨けていない!なんてこともあるのです。

今回は、磨き残しを減らして虫歯になりにくくするための「歯磨き粉」の選び方をはじめ、おすすめの歯磨き粉を紹介します。

子どもの歯が虫歯になりやすい3つの要因

子どもの乳歯は大人の永久歯に比べて虫歯になりやすい特徴があります。最適な歯磨き粉を選択する前に、なぜ子ども歯はよりデリケートなケアが必要なのかを押さえておきましょう。

要因1:エナメル質が薄い

永久歯に比べると子どもの乳歯は薄く、白く透明に見えます。一旦、虫歯になると進行が早いのも特徴です。おやつの時間をしっかりと決めるなどして、ジュースやお菓子の摂りすぎには十分注意しましょう。

要因2:歯の表面と神経が近い

乳歯は、生え替わりのときに歯の根っこが永久歯に吸収されるため、永久歯に比べると歯自体が小さく、神経を占める割合が大きいのが特徴です。そのため、虫歯になってしまうと神経への到達が永久歯より早く、痛みが出やすくなります。

要因3:磨き残しが多い

奥歯は、子どもに限らず大人でも磨きにくい場所。子どもの場合は口も小さく、奥まで磨こうとすると嗚咽してしまう子もいます。そのため、自分で磨く際に磨きやすいところまでしか歯ブラシを入れられず、特に奥歯が虫歯になりやすい傾向に。また、乳歯は表面に小さな溝がたくさんあるので、磨き残しが増えて虫歯になりやすいと言えます。

子どもの歯磨き粉の選び方

子どもの虫歯予防のためには、歯の磨き方はもちろんですが、歯磨き粉選びがポイントになります。ここからは、子ども用の歯磨き粉の選び方についてご説明します。

どんな歯磨き粉がいいの?

その1:フッ素配合

多くの子ども用歯磨き粉に配合されているのが「フッ素」です。フッ素は歯を強くし、虫歯予防に効果があると言われています。濃度が高いほど効果的ですが、上手に吐き出すことのできない子どもは、フッ素濃度が500ppm以下の飲み込んでも問題のない歯磨き粉を使用するようにしてください。

その2:泡立ちが少ない

「発泡剤」の入っている歯磨き粉はなるべく避けましょう。少量の水で泡立つため、歯を磨いている間にすぐに泡立ちます。泡立ちがよくなることで磨けている気になり、磨き残しが多く発生する可能性があるのです。また、仕上げ磨きの際に口腔内が泡で見えづらくなってしまうので、発泡剤の入っていない歯磨き粉を選ぶようにしましょう。

その3:研磨剤が少ない

表面についた食べ物や飲み物の着色を落としてくれる研磨剤ですが、子どもの乳歯にはあまりおすすめできません。歯が柔らかいので傷つきやすく、その傷から虫歯になってしまう可能性があります。研磨剤の表記がないものを選んでください。

おすすめの歯磨き粉を紹介!

おすすめ1:Check-Up gel
Check-Up gel
おすすめ2:teteo歯みがきサポート新習慣ジェル
teteo歯みがきサポート新習慣ジェル

子どもの虫歯予防のために今できること

子どもの歯を守ってあげられるのは、大人のみなさんなのです。自分の食べ残しをあげたり、だらだらと食べているのを放置したり、歯磨きは子どもに任せっきりだったり……。毎日の生活の中で何気なく行っていることが、虫歯のリスクを高める原因になることも。お菓子は時間を決める、ジュースを飲んだあとは水を一杯飲むなどのルールを決めて、虫歯のリスクを軽減しましょう。

また、お子さんが10歳くらいまでは「仕上げ磨き」が重要です。特に歯ブラシが届きにくい奥歯や歯の裏側などは要注意。自分では磨けているつもりでも、毎日歯磨きをしていると「慣れ」が出てしまい、磨けているつもりになりがちです。子どものうちにしっかりと歯磨きの習慣をつけることで将来的に健康な歯を保つことができます。子どもに合った歯磨き粉を使用し、虫歯から子どもの歯を守りましょう!

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