親御さんにおすすめ!子どもの歯磨き嫌い解消法とは?

2018.01.18 healthオオタカ

子どもが歯磨きを嫌いな理由とは

子どもが歯磨きを嫌がるのには、理由があります。しかし、子どもは自分が感じている不快感を言葉にできないため、嫌がったり泣いたりして意思表示するのです。歯磨きをする際の子どもをしっかりと観察して、歯磨きが嫌いな理由を把握することが重要です。主な理由としては以下が挙げられます。

理由1:歯ブラシが口に入ることが不快

大人にとっては口の中を歯ブラシでブラッシングすることは不快でも何ともなく、気持ちの良ささえ感じる方もいるでしょう。しかし、子どもにとって歯ブラシは単なる異物です。そのため、歯ブラシが口に入り、歯や歯ぐきを磨かれると不快に感じます。特に上の歯を磨かれることを嫌がる傾向にあります。

歯磨きをするタイミングが悪い

歯磨きをするタイミングも重要です。どの家庭でも夜寝る前に歯を磨くことが多いかと思いますが、この時間は子どもにとって眠く、機嫌が悪くなりやすいため、歯ブラシが口に入るとぐずり始めたりします。また、ほかの遊びに気を奪われているときなども歯磨きを嫌がります。

理由3:痛かったり苦しかったりする

「奥歯も歯の裏もしっかりと磨かないといけない」と親御さんが一生懸命磨いていると、子どもが痛がっているのに気づかないことがあります。また、子どもを押さえつけ強く磨くと、子どもは圧迫され息が上手にできなくなり苦しがったりします。

理由4:歯磨き中の親御さんが怖い

子どもの歯を磨いている間、お父さんやお母さんはどうしても一生懸命になりすぎてしまいます。そのために抑えつけたり怒ったりしがちになり、子どもに恐怖心を与えてしまいます。このため子どもは歯磨きの時間が嫌いになります。

子どもの歯磨き嫌いを改善する方法!

子どもの歯磨き嫌いを改善するには、歯磨きの時間をより楽しい時間にするのが何よりの方法と言えます。歯磨きを嫌がって困っているという親御さんは以下の方法を採用してみましょう。

方法1:歯磨きを大切なコミュニケーションの時間と考える

子どもの歯磨きは親御さんにとって、どうしても“やらなければならないもの”と考えがちです。そのため、子どもは歯磨きの時のお母さんやお父さんが怖くなり、歯磨きそのものを嫌いになってしまいます。
そこで歯磨きの時間を子どもとのコミュニケーションの時間と捉え、子どもと楽しみながら歯磨きをすることをおすすめします。子どもが上手に磨けたら“よく磨けたね”と声をかけ、親御さんが磨いてあげる際も笑顔で語りかけながら優しく磨いてあげると、子どもにとって歯磨きの時間が嫌な時間ではなく楽しい時間になってきます。

方法2:歯磨きが好きになる歯ブラシ、歯磨き粉を使用する

歯ブラシや歯磨き粉選びも子どもの歯磨き嫌いを改善するための重要なアイテムです。歯ブラシは子どもの成長段階に応じて用意されているので、できるだけ柔らかい、子どもの年齢に適したものを選ぶようにしてください。

また、歯ブラシや歯磨き粉を購入する際は、子どもと一緒にスーパーや薬局などに行き、子どもの好きなキャラクターのついたものを子どもと一緒に購入することです。子どもは自分の選んだ歯ブラシに親近感を覚え、歯磨きを身近なものと捉え始めます。

歯磨き粉はイチゴ味やブドウ味など、子どもの好みに応じた歯磨き粉を数種類同時に購入することをおすすめします。「今日はイチゴ味で歯磨きをしようね」など日によって味を変えていけば、歯磨きの楽しさが増してきます。

方法3:歯磨きが好きになるツールを使用する

絵本などを読み聞かせて楽しく歯磨きの大切さを学習し、歯磨き嫌いを解消するのもおすすめです。最近では歯磨き学習ができる子ども用のアプリもあり、子どもが歯磨きをしたくなるような楽しい歯磨き動画もインターネットなどでたくさん見ることができます。こうしたさまざまなツールを活用して親御さんも一緒に楽しみながら、子どもの歯磨き嫌いを治してみてはいかがでしょうか。

焦らず、気長に子どもの歯磨きを続けましょう

嫌がる子どもの歯磨きをすることはとてもストレスフルで、思わず「今日ぐらいいいか」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、子どもの歯の健康は将来のお口の健康を左右するくらい重要なものなので、毎日の歯磨きを疎かにはできません。

また、親御さんが子どもの歯磨きを嫌いになってしまうと、子どもまでも歯磨きが嫌いになってしまいます。歯磨きを嫌がる子どもの気持ちを理解し、子どもが歯磨きをしやすい環境を整え、焦らず気長に子どもの歯磨きをサポートしてあげてください。

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