歯磨きが嫌いな子供に歯磨きをさせる4つのポイント

2017.05.02 health小日向睦

子供の歯は大人の歯よりも虫歯になりやすい!

口をあける少年

子供の頃に歯磨きの習慣を付けるのは、なぜ大切なのでしょうか? 多くの親は「大人になってから歯磨きの習慣を付けるのが難しいから」と答えるでしょう。確かに子供の頃に歯を磨く習慣がなかった人は、大人になってからも歯磨きをする習慣が付けかない人もいます。しかし、大きな問題は「子供の歯の質」にあるのです。

子供の歯は大人の歯よりも、虫歯になりやすい歯の質をしています。生え変わりを迎えていない子供の歯は「乳歯」と言い、永久歯に比べるとエナメル質が薄く、酸に溶けやすくいので虫歯になるリスクが高いです。そのため、子供の頃は大人になってからよりも歯磨きの習慣が大切になります。

歯磨き嫌いを克服させる4つのポイント

乳歯の虫歯を予防するためには、嫌がる子供に歯磨きをする習慣を早いうちに付けてあげる必要がありますよね。しかし、嫌がってしまい、なかなか習慣が付かないことも少なくありません。そこで歯磨き嫌いを克服させる4つのポイントをご紹介します。

1.「早く歯を磨きなさい!」は禁句

喧嘩する親子

大前提として、つい言ってしまう「早く歯を磨きなさい!」は禁句です。大人もそうですが、子供も強制をされると、反発したくなるもの……子供にスムーズに歯磨きをさせるならば、まず子供の歯磨きタイムを楽しくさせることを心掛けましょう。

2.おしゃべりや歯磨きの歌で楽しい雰囲気作り

頬にキス

楽しい雰囲気で歯磨きをするには、「ばい菌がキレイにとれたねぇ~」、「すごい!とってもピカピカになってる!」などの声をかけてあげると、スムーズに歯磨きをしてくれるでしょう。その他にも、動画サイトなどで配信されている「歯磨きの歌」などを聴かせながら、歌に合わせて歯磨きをさせてみましょう。歯磨きの大切さを学ばせながら、喜んで歯磨きしてくれるようになります。

3.子供の歯に合ったグッズを選ぶ

ブラッシング

子供が歯磨きを嫌がる原因のひとつに、歯ブラシの歯当たりの悪さがあります。特に硬い毛の歯ブラシなどは痛がって、うまく磨けないので、子供の歯に合ったグッズを選びましょう。グリップは細目で握りやすく、ブラシ部分は小さく柔らかい歯ブラシに変えてみるとよいでしょう。

4.歯磨きは1日1回決まった時間にする

目覚まし時計

歯磨き慣れしていない子供にとって、1日に3回も歯磨きをするのは大きな負担になり、歯磨きがより嫌いになってしまう原因になるので、まずは1日1回の歯磨きからさせてみましょう。また、歯磨きは寝る前にすることが多いですが、あまり遅い時間だと眠くなってしまい歯磨きを嫌がることがあるので、夕食後に行うとしっかりと決めてする習慣を付けましょう。

間違った仕上げ磨きで歯磨き嫌いになる!

親子で歯みがき

子供の頃は一人では完璧に歯磨きできないので、ママが仕上げ磨きをしてあげますよね。しかし、その仕上げ磨きが原因で嫌いになってしまうことも少なくないようです。仕上げ磨きをする際はゴシゴシと力を入れて磨くのでなく、歯ブラシをペングリップで軽めに持ち、シャカシャカと軽めに磨くようにしましょう。

あまり力を入れて磨くと、子供に歯磨きは痛くて怖いものだという印象を与えてしまいます。また、先ほど言ったように子供の歯はエナメル質が薄いので、ゴシゴシ磨くと傷ついてしまうこともあります。ママは自分の歯を磨くよりも丁寧に優しく洗ってあげるようにしてみましょう。

これで今日から楽しく歯磨きをしてくれるはず!

仲の良い親子

子供の歯磨き嫌いを克服するためには、ママが率先して声をかけ、楽しい雰囲気づくりをしていくことが大切です。特に歯ブラシを持ち出してまだ間もない子供は、歯ブラシに慣れさせることがメインで、しっかりと磨くことに重点を置いてはいけません。ぜひ、自分の子供のが歯磨きしてくれないときは、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

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