【パパママ必見!】乳歯の基礎知識と予防法!虫歯になりやすいってホント!?
乳歯ってなに?
そもそも、「乳歯」ってなんだか知っていますか?
乳歯は、生後6ヶ月辺りから生え始める子供の歯で、3歳くらいで生えそろいます。
そして、6歳ころから、永久歯という大人の歯に生え変わり始め、10~12歳くらいの間にすべての歯が永久歯になります。
なぜ、まず乳歯が生えてくるのかというと、子供の顎のサイズが関係しています。
子供の顎は、とても小さく歯が収まるスペースがありません。
永久歯は上下合わせて28本生えてきます。
もしも、乳歯が生えずに、いきなり永久歯が生えてしまったら、歯が収まりきらず、歯が外に押し出されて大変な歯並びになってしまうでしょう。
それを回避するのが乳歯です。乳歯は顎の成長に合わせて抜け落ち、咀嚼を自由自在にできる永久歯が生えてくるのです。
乳歯虫歯になりやすいのはなぜ?
乳歯が虫歯になりやすいのは、もともとの歯の質が弱いからです。
さらに、乳歯は、歯の表面に細かな溝があり、そこに細菌が溜まりやすいため虫歯になるリスクが高く、症状も早く進行します。
乳歯虫歯を放置して起こるトラブル
乳歯の虫歯は、どうせ生え変わるから心配いらないと思っている人も多いのではないでしょうか。
でも、それは大きな間違いです。
虫歯になった乳歯は、永久歯が生えてくるときに悪影響を及ぼしてしまいます。
例えば、乳歯から永久歯に生え変わるときには、一気に抜けずに徐々に抜けるので、必ず永久歯と隣り合うことがあります。
すると、虫歯になっている乳歯の隣に永久歯が生えて、虫歯菌が永久歯を溶かし出してしまいます。
さらに、虫歯の乳歯を放置して、通常よりも早く抜けることがあれば、永久歯が正しい位置に生えない場合もあります。
乳歯の虫歯は白い!
大人の虫歯は虫歯になっている部分が黒くなっていますよね。
でも、乳歯が虫歯の場合は、黒くなる代わりに、白い斑点や茶色い線になります。
また、進行が早いので、放っておくと、あっという間に穴があいてしまうのです。
乳歯の虫歯ができやすい部分
乳歯虫歯ができやすい部分は、上顎の前歯です。この部分は、哺乳瓶でドリンクを与えたときに丁度吸い口の部分が当たるところ。特に糖分を多く含むスポーツドリンクやミルクなどを与える機会が多いパパママは、赤ちゃんの前歯を欠かさず確認しましょう。
乳歯虫歯の予防方法
パパママの正しいブラッシング
乳歯は、生えた瞬間から虫歯のリスクを背負っています。でも、赤ちゃんは歯磨きすることができません。そのため、乳歯が虫歯になるかは、パパとママのブラッシングにかかっていると言っても過言ではありません。特に赤ちゃんは食事の回数が多いので、正しいブラッシングを小まめにしてあげましょう。
おやつはお煎餅!
ある程度大きくなると、おやつを食べるようになりますが、おやつはお煎餅が最適です。
糖分が少ないので、虫歯になるリスクが低くなります。
また、硬いのでしっかり咀嚼筋を使うことで唾液の分泌もよくなるため、口内が殺菌され清潔な口内を保てます。
フッ素を塗る
赤ちゃんのオーラルケアで推進されることが多いのは、フッ素塗布です。フッ素には、歯を強くする働きがあり、虫歯予防の効果が期待できます。フッ素塗布は歯科医院で行うのが基本ですが、市販のスプレータイプもあり、ドラッグストアで、1,000円前後で購入できます。
子供の歯を守るのはお父さん・お母さんです!
今回は、乳歯の基礎知識や予防方法について解説をしました。乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすく、放置してしまうことで永久歯にも影響を及ぼす可能性があるので、注意しましょう。とはいえ、乳歯の虫歯は黒くならないため虫歯かそうでないかを判断するのが難しいですよね。普段から、子供の歯をしっかりと観察して、どんな症状が出ているのか、しっかりと把握できるようにしておきましょう!