あなたの歯は健康だと言い切れますか? お口の定期検診が大切な理由

2018.02.19 healthショウコ

歯科の定期検診について

定期検診は、「お口のメインテナンス」とも呼ばれ、虫歯治療や歯周病治療が終わった後に定期的に行います。メインテナンス(=維持、保つ)というものは、歯や歯周組織の健康を保つためにとても大切です。定期検診を受けることで痛みや腫れが生じる前に異常を早期発見し、治療を行うことも可能になります。

その頻度は、人によって異なり、2~3ヶ月おきの人もいれば、半年に一度の人もいます。それは、歯磨きの状態や歯石のつき具合によって判断されます。

定期検診でチェックすること

定期検診では、主に虫歯のチェックと歯周病の検査が行われます。

・虫歯のチェック
虫歯のチェックでは、歯に虫歯ができているかだけでなく、虫歯ができそうなところがないかもチェックしています。目視で確認できない箇所は、自分ではわかりにくいですよね。

また、虫歯治療でよく行われる歯の詰めもの治療ですが、詰めものの素材としてコンポジットレジンとよばれるプラスチックがよく使用されます。この詰めものが時間とともに少しずつ欠けてきて、詰めものと歯の境に段差が生じたとします。すると、この段差には食べ物が引っかかったり、プラークがつきやすくなったりするのです。それを放置することで、虫歯になる可能性が高まります。

定期検診では、歯周組織に関してもチェックします。

・歯周病のチェック
歯周病のチェックでは、磨き残しの有無や、磨き残しの多いところ、プラークのつき具合、歯石のつき具合、歯肉からの出血の有無、歯周ポケットの深さなどを調べます。歯の汚れの多いところを調べると、どのような方法で歯磨きをしているかがわかります。そして、適切な方法で歯を磨くための指導を受けることで、歯磨きのときの癖を理解することができるのです。

歯ブラシの持ち方から当て方、適切な歯間ブラシやデンタルフロスの選び方や使い方などです。歯肉から出血している場合は、その歯肉が炎症を起こして、腫れているということを意味しています。歯のクリーニングのみで治るのか、抗菌薬の処方が必要なのかということを、歯科医師が判断します。

歯周ポケットとは、歯と歯肉の隙間のこと。その隙間が深くなっていれば、歯周病が進行しているサインとして判断されますが、定期健診によって早期発見ができれば抜歯などせずに治せる可能性が高まります。

歯のクリーニングってなにをするの?

最近、多くの方が処置を受けている歯のクリーニング。歯についたプラークや歯石をきれいに取り除く処置のことを指します。プラークとは、歯の表面を爪などでこすると取れる白いカスのようなものです。この正体は、なんと細菌の塊なのです。

歯周病や虫歯は、お口の中の細菌が原因で起こることがわかっていますが、この細菌たちが棲みついているのがこのプラークなのです。ところが困ったことに、歯磨きをしてもこのプラークはなかなかとれません。一生懸命磨いた後でも、こすってみると意外とついているものなのです。そこで「PMTC」という歯の掃除をして、プラークを取り除きます。

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略です。歯科衛生士が専用の器具を使った歯の掃除という意味です。歯石は、歯の表面についている石のように硬い付着物のことです。歯石の表面は、とても荒く、プラークがつきやすくなっています。そのため、歯肉が炎症を起こして出血したり、腫れたりする原因にもなります。歯石は、スケーラーという器具でなければきれいにとれないので、それを使ってきれいに除去。こうして歯の表面をきれいにし、歯や歯肉を健康な状態にします。

歯科の定期検診を受けることの重要性

プラークは一度きれいにしても、しばらくするとまた歯の表面についてしまいます。歯石とはプラークが固まったものです。定期検診でプラークや歯石を早期発見することは、虫歯や歯周病を防ぎ、歯の健康を保つためにとても大切なことなのです。

早期発見・早期治療のためにも定期検診が重要

歯科の定期検診は、歯や歯肉の健康を守るためにも欠かせません。虫歯や歯周病は、初期のうちは、生じていることに気づきにくいものです。自覚症状がないくらいの初期の段階で適切に治療ができれば、すぐ治るだけでなく長い目で歯の健康を守る効果が高くなります。虫歯や歯周病を早い段階で見つけるためには、定期検診がとても大切なのです。定期検診を受けて、歯や歯肉の健康を守り、いつまでも自分の歯で美味しく食事ができるようにしてくださいね。

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